653 / 1491
ー雪山ー82
それくらいはの望にだって分かっている。 だけど雄介に対して、こういうことをするのは初めてというのか、今まで数回あったのだが雄介が怪我をしていたりして勢いでやってきたからいいのかもしれないのだけど、半分冷めてしまってきている望には恥ずかしくて仕方がないのかもしれない。
「望……ココはこういう風に触るんやで……」
雄介はそう言うと望のズボンの上から望のモノを撫で上げる。
「ん……」
それだけでも今日の望は若干苦しそうな声を上げていた。
「な、気持ちええやろ? そうな……ココはこうやって優しく撫でてくれるのがええんやって……」
雄介はそう言って胡座をかくと、
「もっかい、望やってみて……」
「あ、ああ……」
今の望は本当に緊張しているのであろう。 生唾を飲み込むと再び雄介のモノをズボンの上から撫でるのだ。
ゆっくり丁寧に雄介のモノを撫でる望。
そうすることで今雄介のモノの熱が望の手に伝わってきていた。
「ん……」
やがて雄介は本格的に気持ちよくなってきたのか、僅かではあるのだが声を上げ始める。
それに気付いた望は、
「お前も……そう言った声上げるんだな……」
と望は珍しそうな表情で雄介の事を見上げる。
「そりゃな……俺だって、望にそないな事やってもらえたら、そんな声出るに決まっておるやろ? 実際、望の中に挿れておる時やってそないな声出ておるんやからな……ぁ……」
そう雄介がそこまで言うと望は急に何を思い付いたのか、
「な、たまには逆になってみねぇ?」
その望からの提案に流石の雄介も顔色を変えてまで首を振ってしまっていた。
「なんでだよー。 たまにはいいんじゃねぇのか? 逆の立場になってもさ……」
とんでもない発言をしている望に向かって、雄介は首を振り始める。
「それだけは流石にな……無理やって!」
本当に雄介からしてみたら拒否したいのであろう。 そう力強く拒否していたのだから。
「いつもやられている俺の気持ちが分かるんじゃねぇのか? つーか、何で、嫌! なんだよっ!」
「そ、それは……痛いに決まっておるやろ?」
雄介はそう望から視線を逸らしてまで言っている。
「当たり前だ! 最初は痛いに決まってるだろっ! でも、俺はお前のために克服して来たんだぞっ!」
「そこは、俺が望に優しくしてきたからやろうが……」
「ん、まぁ……そこもあるんだろうけどさ」
「ホンマ、望……そこだけは堪忍してくれへん?」
ともだちにシェアしよう!