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ー海上ー15

 そんな中でももう雄介の方は先に進ませようと準備の方を始めてしまったらしい。  一方、望の方はもう諦めたというのか今日は自分の方もする気満々だったからなのであろうか? ベッドの上で大人しく待っているだけだ。  それに今日は望の方から雄介の事を誘ったのだから、それはそれでいいと思っているのかもしれない。  ただ単に望の性格上、素直になる事は出来ず酒の力を借りて今日の望は雄介の事を誘ったというだけなのだから。 だが雄介にはその望の行動がバレていたという事らしいのだが。  そうさっき望がなかなか雄介の言葉に答えられなかったのは雄介の言う通り期待の方が優っていたからなのかもしれない。  望はそんな事でも考えているのかボッーと天井を見上げていると急にベッドが体重で沈み雄介がここに戻って来たという事が分かった。 しかも、その雄介の手には沢山の玩具がある。  それを雄介は望がいるベッドへと置く。  完全に雄介の方も望がいるベッドへと上がって来ると、 「望はどないな玩具使ってみたいん? 今日、こういうの初めて使うんやから……望に選ばしたるし」  雄介の方はそう言うのだが望の方は未だ黙ったままだ。  そこに息を吐く雄介。 「またなんかいな……さっきまで素直やとおもうとったのに……。 まぁ、今日は初めて使うんやし、玩具は小さいのから順番に使ってみるか?」  雄介はそう言うと望の手に先ずは小さい玩具から握らせてみたようだ。  そして、わざとその玩具のスイッチを入れてみる雄介。 「ん……ぁ!」  期待していた通りの反応と言うべき所なのであろうか? 望の方はただ玩具を握らせてスイッチを入れただけなのに早速反応をしている。 「めっちゃええ反応やんか……何で今日の望はそう反応がええのかな? 望も方もそりゃやる気満々やったからなんかな? とりあえず、その玩具で自分の体どんな反応するか? っていうの調べてみるとええんやない?」  そう言うと雄介は望の手首を取ると先ずは望の胸の突起へと玩具を誘導させる。  望の方はそれだけでも反応してしまい体をビクつかせてしまっていた。 「ふぅ……あぁ!」  と言う声を上げるのだ。

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