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ー海上ー33

 分からないのだが望の場合には言葉で言うよりも頭を頷かせた方が楽なのは間違いない。  雄介は再び自分の指にローションを付けると望の中へと指を入れる。  暫く望の中で指だけで慣らすと自分のモノにもローションを垂らしてみるのだ。  だが、それは雄介からしてみたら、あまりにも気持ち良すぎて雄介の口からは甘い声が漏れる。 「ぁ……はぁ!」  その雄介の息遣いに望が気付かない訳がないだろう。  望は雄介の方に顔を向けると、 「おい……大丈夫か?」 「あ、ああ……ギリギリなんとかな……っ! ローションって自分に塗るのってアカンような気がすんねんけど……でも、やっぱ、望に負担掛けるようになったまうようやし、ここは俺が我慢する所なのかもしれへんな……。 直ぐにイきたくなってまうっていうんか……なんちゅうのかな? ヌルヌルってしとるから、こう中に挿れてるって感じだからなんやろうか? ま、そうな……気持ちええって事には変わらへんって所なんかな?」 「そういうもんなのか!?」 「不思議そうな顔しとるみたいやけど……それ、ホンマなんやって……望のモノにも掛けてやろか?」  そうニヤケながらも雄介はどうやら達ってしまうのを耐えているようだ。 少し辛そうにしているようにも思える。 「え? あ、いいよ……俺の方も直ぐに達っちまいそうだしな」  そう望はハッキリというものの完全に顔を雄介から逸らしてしまっている。 「せやな……ほな、今度また余裕ある時にしような? ほな、そろそろええ?」  雄介はそう囁くように望の耳元で言うと望の方はたったそれだけでも体がビクリとしてしまったようだ。  望の方は返事はしなかったものの雄介は今の反応が望からの合図だと思い再び雄介は望の中へと自分のモノを挿れていく。  今度は先程とは違い望の中に雄介のモノはすんなりと入っていったようだ。 「ん……んん! ……ぁあ!」 望の方は甘い声を上げながら体の方も反応しているようで再びビクリとさせている。 「もう少しで全部入るし……ちょっとだけ我慢しとってな」  雄介の方は本当に我慢の限界だったらしく額からは汗が流れ落ち望の体にその汗が落ちていく。  雄介は自分のモノを望の中の奥の方にまで挿れると腰を動かし始める。 「……ん! はぁ……ん……これで、全部入ったみたいやんな……」  雄介も額から流れ出る汗を拭うと、 「望……動いてええか?」  その言葉に望は再び頭を頷かせる。  そして雄介の方はその望の反応を見て腰を動かし始めるのだ。  今日はローションを雄介のモノにも掛けたのだから腰を動かすのも楽そうだ。

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