「ぁ……ぁあ！」 　雄介が腰を動かす度に望は甘い声を上げてしまっていた。　きっと、それは望の一番いいところに雄介の先端部分が当たっているからなのであろう。 　雄介が腰を揺らす度にベッドの方は軋む音と水音でこの地下室ではかなり響き渡っていた。 　雄介は望の足を持ち雄介の肩にまで上げると更に望の中を突き続ける。 「雄介っ！　そこ……はぁ……いやぁ……ん！」 「わざとなんやって……望の可愛い声っていうのはこういう時にしか聞けへんねんやろ？　それと、まぁ……イきたくなったらイってもええしな……」 　そうは言うのだが雄介の方もそれなりに我慢してきたのだからイきたいのかもしれない。 　体を動かす度に止めどなく額や体からは汗が噴き出してきているようにも思える。 　しかし本当に望の中というのは狭い……。　既に限界に近かった雄介からすると本当にその狭さというのはヤバいくらいのようだ。　とりあえず望よりは先にイきたくはないという気持ちはあるのであろうか気持ちいいのと辛いのと両方入り混じっている状態なのかもしれない。 　そんな状況なのだから当然息遣いも荒くなってくる。 　一方、望の方も段々と息遣いが荒くなってきていた。　その証拠に望のモノもお腹にくっつきそうな勢いで勃ってしまっているのだから。 「雄介っ！　……そろそろ……っ！ 限界っ！」 　望は潤んだ瞳でそう訴えると雄介の方も限界の限界にきていた上に望がそんな瞳で見上げてくるもんだから、 「ほな……一緒にイこうな……」 　そう言い望の足を肩から下ろすと望の唇へと唇を重ねる。 　雄介は暫く唇を重ねていたのだが望の唇から離れると本当にもう限界とばかりに腰を早く動かし始める。 　雄介が腰を早く動かす毎に皮膚と皮膚がぶつかる音も加わって、きっと聴覚にも刺激を与えているのであろう。 　それと同時に望の声も一段と高くなる。 「やぁ……ぁあ！　ぁあああん！」 　その声はこの地下室に響き渡っていた。 「雄介っ！　はぁ……はぁ……もっ！」 　望の方は限界に近付いてきたのか雄介の方も、 「俺もやから……っ！ イきたかったら……はぁ……はぁ……イっても……っ！」 　望はその雄介の言葉を遮るように、 「はぁ……はぁ……でも、お前さっき言ってただろうが……ぁ……一緒に……っ！　イこうってな……」 「ああ……せやったな……忘れておったわぁ……ん？　ほな……！！」 　雄介はしっかりと望の腰を掴むとラストスパートとばかりに腰を動かすスピードは緩めず望の中の一番気持ちいいポイントを突くのだ。 「ぁ……ぁあ！　だめぇ！　ゆ、雄介っ！」 「俺もっ！」 　そう雄介の方は言葉を発した後にイってしまい望の方も中に温かいものを感じたのか自分のお腹へと白い液体を放つのだ。