1046 / 1491
ー海上ー74
「お前なぁ、な、何を考えてんだよ。 確かに俺の方はキスまでは許したつもりだったけど、そこまでは許した覚えはねーぞ」
そう望が言っている間にも雄介は望が着ている水着の上から望のモノを触るのだ。
「お前……ちょ、止めろって!」
「止めろって言ってるわりには……勃っておるみたいやねんけど」
「そりゃ、俺の方だって暫くしてなかったんだからな……でもな、こんな所ではする気なんてさらさらねーし!」
「でも、そんな気なんやろ?」
「いや……違うって!」
そう望の方は慌てて抗議するのの体の方は正直と言った方がいいのかもしれない。 次第に望の体の方は熱くなってきているようだ。 必死に勃ってるモノを抑えようとしても熱くなってくる一方で治る気配等全然無いのだから。
「望はな……口なんかより体の方が正直だって事知っておるし、嘘吐いちゃアカンよ」
雄介はそう言うと望の体を背後から支えて望の胸の突起も摘み望がその気になるようにしているようだ。
「ちょ! マジに雄介っ!」
望の方は顔を真っ赤にして抗議し続けるのだが雄介の方は本気らしく未だに止めようとはしてくれない。
「マジで……ぁ…止めろって……水中じゃあ無理に決まってんだろ!」
「大丈夫やって……最近は海の中でも訓練しておるしな……」
「海で……?」
「望に言っておらんかったんやっけ? 今は海の中でも訓練の方しておるんやで……一応、消防っていうのは、自衛隊と一緒で陸空海とあるんやからな……ほら、海でだって船で火災が起きた時なんかは消防庁が管轄なんやしな」
「そうだったのか……。 だけど、今は訓練じゃねーんだ……俺がお前の実験台になってたまるかよ。 それに、俺の方はそろそろ疲れてきてるんだからな……陸に上がっておかないと裕実の二の舞になっちまうし。 お前みたいに訓練してるんだったらいいんだけどさ、俺の方は本当に久しぶりに海に来てんだからな、体力的にはもう……。 それに水泳は全身を使うスポーツなんだから、明後日以降に筋肉痛が来たら仕事に影響出ちまうだろうが……」
その望の言葉に雄介の方は息を吐くと、
「分かった……」
渋々ながらも雄介の方は納得したようで望と一緒に砂浜の方へと戻って行くのだ。
するとシートには和也も裕実も戻って来ていて、
「大丈夫だったのか?」
「ああ、大丈夫だったよ」
そう言うと望はシートの上へと座り、
「そっか、なら、良かったな」
「それよりか、お前達は海の中で何をしてたんだ? 沖の方で何かしてたみたいだったけどさ」
その和也の言葉に顔を真っ赤にさせる望。
「そりゃな……イチャイチャしたくなる時やってあるやんか」
ともだちにシェアしよう!