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ー崩落ー43
和也はそう言いながら、また萎えそうになっている自分のモノを見つめる。
「スイマセン! そうでした……今はこっちでしたよね?」
裕実の方は焦ったように言うと再び和也のモノを口へと含む。
そして数分もしないうちに和也は裕実の口のなかへと白い液体を出すのだ。
「はぁー、マジに気持ち良かったぁ」
そう和也の体からは力が抜けてしまっていた。 だが和也は近くにあったテッシュを取ると思い出したかのように裕実に向かって、
「裕実! 今、俺が出した液体を今すぐに吐き出せ!」
「今更何を言ってるんですか!? もう、とっくにそれ飲んじゃいましたからね」
そう裕実の方は和也の言葉に笑顔で答える。
「おい……お前はまだそんな事しなくていいんだよ。 まぁ、飲んじゃったっていうんだったら仕方ねぇけどな。 今すぐに口濯いで来いよ。 口の中、気持ち悪いだろ?」
「そんな事はないですからー。 だって、そこは好きな人のものですからね」
和也の方はその裕実の言葉に軽くため息を吐くと、
「まったく、仕方ねぇな」
そう仕方なさそうに和也の方は言うと裕実の頬を両手で包み裕実の唇へと唇を重ねると、その裕実の唇を舌を使ってこじ開け裕実の舌を見つけ舌を絡ませる。
「ん、んん!」
裕実がそう苦しそうな表情をしていても和也の方は構わずにそれを続け暫くして裕実の唇から離れると、
「消毒兼俺が本気でお前の事が好きだっていう証し……」
裕実の方はそう肩で呼吸を繰り返しながら和也の事を見上げると頬を膨らませ、
「和也! 余計な事しなくてもいいですから!」
そう裕実の方は怒っていたものの和也の方はそんな裕実にクスクスと笑い始める。
「ホント、お前って可愛いよなぁ。 ってかさ、涙目でそう言われても説得力に欠けるっていうのかな?」
裕実の方は和也にそんな事を言われてしまい何も言い返せなくなってしまったのか、和也の胸を叩くのだ。
「痛いってー! でもさ、それは事実だろ?」
和也は叩いていた裕実の手首を掴むとそのままベッドへと裕実の体を沈ませる。
「もう、今日はおしまい……流石に寝ないとヤバいからな……」
そう今までふざけていた和也だったのだが、急に真剣な表情になると裕実の体を布団の中で抱き締める。
流石の裕実も和也が出している雰囲気に空気を読んだのか、和也の胸の中で大人しくなるのだ。
「……で、さっき、お前が俺に言おうとした事はなんだったんだ?」
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