その雄介の言葉に望は笑顔を向け、 「そうだな……そういうもんなんだよな……恋人同士ってさ……」 「せやろ？　だから、気にすんなや……。　ほな、望も動いて」 　そう改めて言われると恥ずかしいのであろう。　望は顔を俯けながら軽く頷かせる。 　雄介の肩に回していた腕をしっかりと掴むとぎこちなくではあるのだが、ゆっくりと腰を動かし始める望。 　ゆっくりとではあったのだが、重力を借りて動く度に勝手に雄介のモノは望の中にある奥へと突いてきてしまう。 「ゆ、雄介……なんか……変……」 「変っていうよりかは……気持ちええって事なんやろ？」 「多分……よく分からねぇけど……ぁ……ん……いつもより……ふぅん……気持ちいい気がするしな……」 「俺も十分気持ちええしな……。　いつもと違う体勢でしておるからなんかな？　いつもやったら、俺だけが腰動かしているようなもんねんけど……今日は望も動いておるからなのかもしれへんで……せやから、どう動くか分からへんから……気持ちええのかもしれへんよな？」 　雄介は望の髪の毛を優しく梳くと今日は雄介より少し高い位置にいる望は雄介の唇に唇を重ねる。 　今日の望はヤバい位に積極的で雄介が望の唇から離れようとしても望は雄介の唇を追いかけ雄介とのキスそ楽しんでいるようにも思える。 　下でも上でも水音が響き二人の聴覚をも刺激し何だか水の中にいるような錯覚に陥っているのかもしれない。 「も、雄介！　俺……ぁああ！　やばっ！」 　イきたいと言う望は雄介も一緒にイこうという意味なんだろうか。　腰をいつも以上に激しく動かし始める。 「ん……望……そないに腰を動かしたら……ホンマ、俺のほうもっ！　保たなくなるっ！」 　望同様に限界に近い雄介。　今日は望もペースでやっている為か、どうやら雄介の方も限界が近いようだ。 「そんなに動かしたら……っ！　望がイってまう前に……っ……俺がっ！　イってまうし……」 「イきたきゃ……ぁ……はぁ……はぁ……イけばいいだろっ！」 「そ、そうやなくてな……ん！　ホンマにアカンってっ！」 　だが望はそれでも容赦なく腰を動かし雄介の事を追い詰める。 「の、望……ホンマっ！　ゴメンっ！」 　雄介はそう言うと望の腰をしっかりと押さえ望の中に白い液体を放ったと、同時に望の方もそれとほぼ同時にイったのであろう。　雄介のお腹には望が放った白い液体がかかっていた。 　雄介は乱れた呼吸を整え最後に肺に思いっきり空気を入れ込み吐き出した頃には望の体からは完全に力が抜けてしまい雄介の体に寄りかかっている望の姿が目に入ってきたようだ。