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ー決心ー131
「ああ、そういうことだ」
「まぁ、俺にとっちゃ、『人の命を守る仕事』には変わりあらへんけどな」
二人はスーパーに到着し、車を降りて買い物へと向かった。
「ほな、望がさっき言うてた、オムライスでええで……」
「んじゃ、そうするかな?」
望はオムライスに必要な材料をカゴに入れていく。
会計を済ませた後、二人は家へ向かう。
今日の夕飯は雄介が腕を怪我しているため、望が作ることになっている。
望がご飯を作るなんて滅多にないことだが、今日は仕方がないのか、それとも最近性格が変わりつつある望が、雄介のために作ろうと思っているのか定かではない。
いずれにせよ、望が自ら料理をするのは珍しい。
表では「雄介が好き」とは言わない望だが、心の中では相当好きだと思っているのだろう。そうでなければ、望が雄介と一緒に住むという決断をするはずがないのだから。
望は雄介と付き合い始めてから、多くのことを学んできた。特に「人を愛すること」というテーマを中心に、雄介からさまざまなことを教わってきたのだろう。
これからも二人は一緒に暮らし、どんな困難や試練があったとしても、協力すれば乗り越えられるに違いない。
【決心】END
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