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ー平和ー101
「お前なぁ、朔望に色々と俺のこと話しただろ」
「さっきも言っただろ? 俺はただたんに朔望の質問に答えただけだって……」
悪びれる態度ではなく、開き直っている和也。
そんな和也に望は溜め息を漏らす。
「まぁ、兄さんのことは和也に色々と聞いたって訳で、兄さんは僕に何か他に聞きたいことある?」
いきなりそんなことを言われても、望にはこれと言って聞きたいことはないようだ。
「いや……俺は特に無いかな?」
「兄さんならそう言うと思ったよ。 まぁ、何か僕に聞きたいことがあったら、いつでも聞きに来てもいいからね。 これからは、ずっと日本に居る訳だし、僕達は兄弟なんだからさ。 今まで一緒に居れなかった分、これからは埋め合わせしていかないとだからね。 それに、これからは三人兄弟で仲良くしていかないと、病院経営をしていかないとダメだしさ。 兄弟だからこそ、何でも話し合えて、どんなことがあろうとやっていかなければならないんだしね」
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