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ー希望ー60
始めはゆっくりと腰を動かしていたのだが、やがてその動きは早くなり、
「ホンマに望ん中が良すぎるから……もう、イきたくなってきたわぁ」
そう雄介は息を切らしながら言うのだ。
その雄介の言葉に望は雄介に向かい微笑むと、
「俺もだから……イけよ……」
「望も達きそうなんやったら……良かったわぁ。 こういうことは俺ばっかりが気持ち良くなってもしゃーないしな」
「まぁな……」
望はそう答えると、雄介の頬を両手で包み込み望自ら雄介の唇にキスをする。
「望……ありがうな……」
その望の行動に雄介は望に向かい微笑むと、腰の動きを早めていく。
「ン……そろそろ……イっ……く!」
「俺もっ!」
雄介に続き望も達くと、雄介は望に向かい微笑み望の額にある汗を手のひらで拭い額へとキスをする。
そして雄介は望の中から自分のモノを抜くと、望の横へと仰向けになるのだ。
「いつも俺のわがままに付き合わせてもうてスマンな……」
「そんなのわがままでも何でもねぇだろ?」
「せやけど、望は別にホテルには来たくなかった訳やろ?」
「あ、まぁ……そうだけどさ……」
「そこは俺のわがままやろ?」
「でも、やるなら、ある意味、どこでも一緒だよな?」
「ぅん……まぁ、そうやねんけどな。 それに望の体調が悪いのに、連れて来てもうた訳やし」
「別に……それはいいんじゃねぇの? 体調不良って言ったって、ただの寝不足な訳だしさ」
「ん、まぁ……とりあえず、家帰ってゆっくりしよう! そう言えばそうやった……今日の望は体調が悪かっただったけな」
雄介は立ち上がると、タオルを持ちお風呂場へと向かう。
望もその後を付いていくのだ。
雄介はお風呂場に入ると頭からシャワーを浴び、一息吐く。
「頭からお湯なんか浴びてどうしたんだ?」
「ん? ちょっと頭冷やそうと思うてな」
「頭を冷やす?」
「後はついでに頭を洗おうと思ったんや」
「いや……それは、どうしてだよ」
「なんか、スッキリさせたかっただけやって……」
雄介の行動に望は首を傾げている。
「特にそこに意味はないんやけどー。 今後の為に気合いを入れる為にって事かな?」
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