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ー信頼ー75
「そういう事かいな……! 中に入ってるだけやと逆に辛いって事やろ? それなら動いて一番気持ちええ所を突いて欲しいっていう訳か……」
「そういう事だ……」
雄介は望の言葉を理解すると、ゆっくりと腰を動かし望の一番気持ちいい所を突き始める。
「やっぱ……望の中っていうのは気持ちええわぁ」
「ああ……ぅん!」
「しかも、動かす度に締め付けてくるし、ちょ、今日はもう無理かもしれへんっ!」
「……もしかして、本当はもう限界で腰を動かしていなかったんじゃねぇのか?」
「あ、それもあるのかもしれへんなぁ。 せやけど、望はどうなん?」
「……ん? 俺もだから心配すんな……」
「そういう事なんか……」
雄介は望の唇に唇を重ねながら律動を繰り返していたのだが、やはり久しぶりだったからなのであろうか雄介は望の唇から離れると、
「ちょ、ホンマ、スマン! 今日はもう我慢出来へんわぁ」
雄介の方はそう言うと、激しく律動を繰り返したかと思えば素早く自分のモノを出し望のお腹の上へと白い液体を出すのだ。
「流石にな……知識持って来たら望の中に出す事なんか出来ないわぁ。 まぁ、最初に望がお腹にあるもんを薬で出して来てくれたら大丈夫なんやけどな。 望がそないな事してくれるとは思わへんし」
「まぁ、確かにそうだな。 俺がそんな事、自分からする訳がねぇだろ? 雄介がしてくれるって言うんだったら別に……」
雄介は一瞬、望のその言葉に目を丸くしたのだが、急に顔をにやけさせ、
「ほな、今度は薬お腹のもん出してからにしようか?」
そう語尾にハートマークが付きそうな勢いで言うのだ。
望は一瞬、雄介の事を睨んだのだが、
「……って、今はそれを望が言ったんやからなぁ」
そんな雄介の言葉に望は聞いてなかったかのように立ち上がると、
「風呂に行って来る……」
そんな風にぶっきらぼうに言って部屋を出て行ってしまう望。
そんな望の後ろ姿に雄介はひと息吐くと、雄介もその望の後ろに着いてお風呂場に向かうのだ。
まだ望には一緒にお風呂に入る事を承諾を得てないのだが、流石の雄介だって行為の後にはお風呂に入りたい所だ。 雄介は先にお風呂場にいる望の後にお風呂場へと入る。
多分、一緒にお風呂に入っても望は怒らないであろう。 そこは恋人同士なのだから怒らないに決まっている。 もしこれが和也だとしたら望は怒っているのかもしれない。
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