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第7話
情けないコトに2度めの失神から目を覚ました時には すっかり陽が暮れて……つーか、どっぷり暮れて 夜になっていた。
2回も気を失っていたから 眠りは足りてる…
ハズだけど、とても家まで帰る元気はなくて
今日は宏海の家にお泊まりするコトになった。
遅めのご飯を食べて、風呂にも入って
後は寝るだけ。
ベッドの上に2人で寝転んで 俺は少年マンガを、宏海は…例の、あの エロいマンガを熱心に読んでいる。
『ふんふん、なるほど~』
時折、本を横にしたり 逆さまにしたり
ガン見状態。
なるほど~、
こうやって 勉強してたのか。
お姉さんの本で……
……あ、そうだ。
宏海の「腐ってる」お姉さんは
男同士の恋愛を描いたマンガや小説を読むのが好きな人で そういう人のコトを「腐女子」=「腐ってる」っていうらしい。
しかも年期の入った腐女子だから 俺と宏海がつきあうのも ものすごく喜んで応援してくれて本を貸してくれたんだって。
「腐女子」かぁ
世の中にゃ 色んな人がいるんだなぁ…
でも……よかった。
ホントに腐ってなくて。
『あー、また勉強になった~♪』
本を閉じ、宏海はご満悦な様子。
『よし豪太、明日 試してみようね♪』
『え…///?!あー…いや…あの…////き、気絶するまでされんのは……ちょっと……///』
確かに、き…気持ちよかった///
けど 毎回あれじゃあ身がもたん…!
ダメ元で言ってみた俺だけど宏海は意外に
あっさり「うん、分かった~」と頷いた。
とりあえず、ホッ。
『それにしても
豪太って意外と純情なんだねー』
『え?』
『だって~、あのマンガ見ただけで失神しちゃうなんて~♪エロ本とか見たコトないの?』
『……っ///いや!あるわ!エロ本くらいっ!さ、さっきのは…じ、自分と重なって ビックリしたっつーか…なんつーか…///』
あまりにも生々しくて……///
俺、あんな風にされてんだ、って
バッチリ、ガッツリ、
思い知らされちゃったんだっつーのっ///!
あぁ…思い出しただけで 顔 あっつ…///
『…………?』
ん?
なんか……下腹に感じる…………違和感?
『……………』
────────あっ!!
マ、マズい……!
俺のチ、チンコがっっ////!
エロいコト 思い出したからか
バッチリ、ガッツリ反応してるぅぅ///!
な、なんでだっ///!
もう今日は散々 射精しまくって
1滴も出ない……ハズなのに!!
つーか、これ以上シたら 俺、明日1日中
動けなくなるのは確実……!
マ、マズい…!!
絶対 宏海にバレないようにしなくちゃっ!!
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