7 / 9

第7話

情けないコトに2度めの失神から目を覚ました時には すっかり陽が暮れて……つーか、どっぷり暮れて 夜になっていた。 2回も気を失っていたから 眠りは足りてる… ハズだけど、とても家まで帰る元気はなくて 今日は宏海の家にお泊まりするコトになった。 遅めのご飯を食べて、風呂にも入って 後は寝るだけ。 ベッドの上に2人で寝転んで 俺は少年マンガを、宏海は…例の、あの エロいマンガを熱心に読んでいる。 『ふんふん、なるほど~』 時折、本を横にしたり 逆さまにしたり ガン見状態。 なるほど~、 こうやって 勉強してたのか。 お姉さんの本で…… ……あ、そうだ。 宏海の「腐ってる」お姉さんは 男同士の恋愛を描いたマンガや小説を読むのが好きな人で そういう人のコトを「腐女子」=「腐ってる」っていうらしい。 しかも年期の入った腐女子だから 俺と宏海がつきあうのも ものすごく喜んで応援してくれて本を貸してくれたんだって。 「腐女子」かぁ 世の中にゃ 色んな人がいるんだなぁ… でも……よかった。 ホントに腐ってなくて。 『あー、また勉強になった~♪』 本を閉じ、宏海はご満悦な様子。 『よし豪太、明日 試してみようね♪』 『え…///?!あー…いや…あの…////き、気絶するまでされんのは……ちょっと……///』 確かに、き…気持ちよかった/// けど 毎回あれじゃあ身がもたん…! ダメ元で言ってみた俺だけど宏海は意外に あっさり「うん、分かった~」と頷いた。 とりあえず、ホッ。 『それにしても 豪太って意外と純情なんだねー』 『え?』 『だって~、あのマンガ見ただけで失神しちゃうなんて~♪エロ本とか見たコトないの?』 『……っ///いや!あるわ!エロ本くらいっ!さ、さっきのは…じ、自分と重なって ビックリしたっつーか…なんつーか…///』 あまりにも生々しくて……/// 俺、あんな風にされてんだ、って バッチリ、ガッツリ、 思い知らされちゃったんだっつーのっ///! あぁ…思い出しただけで 顔 あっつ…/// 『…………?』 ん? なんか……下腹に感じる…………違和感? 『……………』 ────────あっ!! マ、マズい……! 俺のチ、チンコがっっ////! エロいコト 思い出したからか バッチリ、ガッツリ反応してるぅぅ///! な、なんでだっ///! もう今日は散々 射精しまくって 1滴も出ない……ハズなのに!! つーか、これ以上シたら 俺、明日1日中 動けなくなるのは確実……! マ、マズい…!! 絶対 宏海にバレないようにしなくちゃっ!!

ともだちにシェアしよう!