「今度はちゃんと気持ちよくしてやるからな」 　不覚にも、脚の奥がキュンと疼いた。 「あ、あ……っ、あぁあんっ！」 　剛志が再び性器を押し込んでくる。 　先程竜也に弱点を暴かれたせいか、身を裂くような痛みは消え、代わりに甘苦しい快感が全身を支配した。自分の中に食い込んでいる剛志のものがドクンと脈打ち、また一回り大きくなって圭太の体内を圧迫する。 「あっ、あっ、ん……ふあ、あぁ」 「ほら、いい声出てるぞ。オレのチ〇コ、気持ちいいだろ？」 「あぁん……ふ、う……んんッ！」 　弱いところをゴリッ、と抉られ、圭太は身に余る快感に悶絶した。上体が浮き上がり、頭を後ろに反らせ、全身をぶるぶる震わせる。太いものでイイところを擦られると、頭が吹っ飛びそうなほど気持ちいい。 「……なんだよ、剛志くんばっかり。僕が圭ちゃんのイイとこ見つけてあげたのに」 　一方の竜也は、すっかりヘソを曲げて隣でいじけていた。 「た……竜也……」 　なんだかちょっと可哀想になってきて、圭太は手を伸ばして竜也の股間を掴んだ。 「あれ。圭ちゃん、またフェラしてくれるの？　ありがとう！」 「んんッ……！」 　竜也の欲望が咥内に入ってきて、反射的に噎せそうになった。 　口まで使うつもりはなかったのだが、自分と剛志だけ盛り上がって竜也だけ仲間外れになってしまうのは忍びない。ここは奉仕もやむを得ないだろう。 「ちっ……いいよな、圭太のフェラ。オレも後でやってもらおう」 　そう言って、剛志が腰の動きを速める。途端、快感も倍増して圭太は甲高い呻き声を上げた。 「ふぅっ……ん、んっ……んんぅ」 　剛志に下腹部を突かれながら竜也のものを喉奥で感じることが、たまらなくイイ。上と下の口を同時に攻められ、本当に頭が吹っ飛びそうだった。自分の股間が痛いほど張り詰め、先端からとろとろと快楽の証を漏らしているのがわかる。 （も、イきそ……！） 　快感の波には抗えず、キュッと眉根を寄せたら、 「あ、そうだ！　僕、ちょうどいいもの持ってるんだ」 　竜也が、どこからか小さな日本国旗を取り出した。お子様ランチのてっぺんに刺さっているような旗で、細い爪楊枝でできている。