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第八話 起点

花見の出発前、国王は栄香の部屋を訪ねた。 突然の訪問は栄香を驚かせたが、父親である国王を温かく向かい入れた。 国王は栄香の簪をとり、彼女の美しい髪に簪をさした後、その手は栄香のみずみずしい胸元に伸びていった…。 国王は自分の娘を凌辱した。 栄香は自分の身に一体何が起こったのか、よくわからなかった。 国王が去った後、一人部屋で寝台に横たわり、身動き一つせず天井を見つめていた。 しばらくすると、乳母の介抱をしていた侍女が戻ってきたが、栄香はすでに長椅子になにをするでもなく座っていた。 少し顔色は悪かったものの、務めて平静を装い、侍女に乳母の様子を尋ねる。 侍女は栄香の問いに答えながらも、微かな違和感を感じた。 「えぇ、もうすっかり良くなりましたよ。少し疲れがたまっていたようで。栄香様に申し訳ないことをしたと…。栄香様…?顔色がお悪いようですが、いかがなさいましたか?」 「えぇ…。実は私も疲れてしまって、お花見に行くのをやめましたの。これでも…少しはよくなったのよ」 「まぁ!申し訳ございません。人を寄こしてくださいましたら、すぐ戻りましたのに」 侍女は栄香の言葉を信じ、心配で声がうわずる。 「ありがとう…。大丈夫よ。でも、やっぱり少し休みたいから、一人にしてもらえるかしら…」 「かしこまりました。なにかお持ちしましょうか?それとも医官を呼びましょうか?」 栄香は大丈夫よ、すぐによくなるわと侍女の申し出を断った。 「かしこまりました。なにかご用がございましたら、すぐにお申し付けくださいませ」 侍女はそう言うと、いそいそと部屋を後にした。 侍女が退室すると、栄香はその場に崩れ落ち、あまりの恐ろしさに声もあげず涙した。 その日を境に、国王は人目を忍んでは栄香の元を訪れ、何度も栄香を凌辱した。 国王はみなが寝静まった頃、秘密の回廊から栄香の部屋に入り、眠っている栄香を押さえつけ行為に及ぶのだ。 そしていつも嫌がる栄香の股を強引に開き、己の一物を躊躇なく挿入する。 栄香にとっては耐え難い時間の始まりだ。 栄香は武芸に秀でていたが、不意をつかれた挙句、明確な意図をもって襲いかかってくる男に打ち勝つのは並大抵のことではなかった。 まして自分の体に覆い被さって痴態を演じている相手が国王であり、自分の父親だとしたら、驚きと恐怖、絶望感で金縛りにあったかのように動けなくなる。 栄香はなにも考えたくなかった。 なにも感じたくなかった。 国王は栄香のことなど考えることもなく、ただただ自分の快楽を求めるべく、思いのままに腰を動かしては栄香の中に貧弱な一物を出し入れする。 「あぁっ!栄香!お前はなんと素晴らしく、親孝行な娘よ!他の男にやるのはもったいない、もったいない!お前のここはなんと罪つくりなのだ!ぴたりとくっついて離れない、離れられない!」 栄香はというと、いきなり一物を挿入された痛みで美しい顔が苦痛で歪んだ。 「痛いか、栄香?ふふ、大丈夫だよ。痛いのはほんの少しの間だから。すぐに気持ちよくなる。この父が気持ちよくしてあげるよ」 栄香のその苦悶の表情でさえ、国王には愉悦に向かういっときの苦痛に過ぎないと感じていたのだ。 国王は有無を言わさず、強引な動きで己の一物を栄香の奥へ奥へと抜き差しする。 興が乗ってきた国王は、自分の娘を凌辱しているにも関わらず、楽しくて気持ちよくて仕方がない。 「どうだ?気持ちよくなってきただろう?うん、うん、そうだろう……あぁ!そうだろう?たまらんだろう?」 国王この顔にはきな臭い笑みが溢れてくる。 抑えきれない欲望は卑猥な言葉も伴って国王の口から次から次へと溢れ出す。 「私にはわかるぞ!栄香!体は正直だからな!お前のあそこが!嬉しそうにぴちゃぴちゃと音を立てて……ほら!こんなにも濡れて!喜んでいるではないか‼︎」 国王の腰を振る動きが一段と早くなり、まるで獣の唸り声のような、気色悪い喘ぎ声も大きくなっていく。 一人愉悦に浸る国王は、さらに栄香の張りのある柔らかい胸を揉んだり、蛇のようにちょろちょろと舌を出して栄香の薄紅色の胸の蕾を舐めまわしたりと、傍若無人の限りを尽くす。 「栄香……いいか!ずっと私のそばにいるがよい!これからも……ずっと……いつまでも……二人で……楽しもうじゃないか!私の可愛い娘よっ……!」 国王は栄香の中に熱い熱を放つべく、最後の数回を力を込めて突く。 「いぃっ……!お前は最高の女だ!お前のあそこは最高だ‼︎はぁっ!たまらん‼︎はぁぁっ‼︎あぁっ‼︎栄香っ‼︎栄香っ‼︎栄香っーー‼︎」 国王は一人で勝手に絶頂を迎え、一人で勝手に果てた。

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