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診察①
如月「はぁー、、疲れた」
看護師「お疲れ様です」
如月「おつかれ、、、
じゃあまた午後の部でね」
看護師「はい」
今日はいつもより外来多いなーー
なんて弱音を吐きつつ、、午前中にきた患者さん達のカルテを書いていた
コンコン
ん?
如月「はーい」
陸杜「詩くーーんグスッ
たすけてーーーー!!」
如月「おぅ、、どうしたの?笑」
陸杜「あおちゃんがいじめてくる!!」
桜羽「おいおい、そんなことないでしょ
陸杜、勝手にこっちきちゃいけないって何度言ったら分かるの?」
陸杜「じゃあ僕が嫌だって何度も言ってるのにあおちゃんはわかってくれないの?」
桜羽「そ、それは、、、」
如月「はは笑
碧生言われてるよ笑」
陸杜「っていうか、なんで詩くんここにいるの?俺の治療は詩くんでしょ?」
如月「えぇ?いついったっけ」
陸杜「昨日言ってたよ」
如月「昨日は俺だといいねーっていっただけでしょ」
陸杜「そうだっけ?」
桜羽「はい、もうお話おしまい
お昼ご飯の時間だよ
早く行かないと柊先生に怒られちゃうよ。」
陸杜「え、それは嫌!!
じゃあね詩くん」
如月「はーい、もう逃げ出しちゃダメだよ」
陸杜「うーん、、でもね、今日は治療もう終わりだから大丈夫!!」
桜羽「えー!!そんなこと言ったっけ?」
陸杜「あ、そうそう詩くん!!
僕バイブ2入ったよ」
如月「え、そうなの!
じゃあ今日は終わりだね」
陸杜「だよね!!
じゃあバイバイ!!」
如月「バイバイ」
桜羽「あ、あとで話したいことある」
如月「りょーかい」
バタン
はぁー、疲れた
あいつ(碧生)のせいで俺の休み時間無くなった
今日の当直あいつにしてやろ笑
なんて考えながら残り少ない休憩時間を過ごした
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如月「八木駿、八木駿さんお入りください」
・
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・
如月「こないなー、、、
八木駿さーん、お入りください」
看護師「来る気配ないですね」
如月「呼んでくるから診察の用意してまってて。」
看護師「はい」
俺は八木さんを探しに診察室をでた
ここの待合室はまあまあ広くて、探すのは一苦労する
如月「八木さーん、いたら返事してください」
いないなー
なんて思っていると
水澤「トイレめっちゃ混んでた笑
あ、駿飴ちゃん食べる?」
駿「食べる」
水澤「名前呼ばれた?
もうちょっとで呼ばれると思って急いだのにそうでもないんやな」
駿「ん、、、」
水澤「なに、まだいじけてんの?笑
しゃーないやん、駿いくら病院行け言うても行かへんし、俺しか一緒に行ってくる人いないでしょ」
駿「もう大丈夫だもん、、、
大吾くんが心配性なだけでしょ」
ん?
もしかして
如月「あのー、お話中申し訳ございません
八木駿くんですか?」
水澤「あ、はい、、、
この子は八木駿ですけど、、、」
如月「ごめんなさい
名前呼んだのに全然来なくて、、
今呼びに来たところなんです」
水澤「え、、ちょっ駿!!
名前呼ばれてんだから行かないとダメでしょ」
駿「だって、、大吾くんいなかったんだもん」
水澤「もう、そんなこと関係なく人に呼ばれたら返事する
当たり前のことでしょ!!」
駿「ごめん、、なさい」
水澤「すいません、今から行きます」
如月「全然!一緒にいきましょっか」
あ、、、
遠くから話してたから分からなかったけど、八木くんは車椅子らしく、一緒に来ていた人が車椅子を押していた
水澤「あ、、ここの科って車椅子でも大丈夫ですか?」
如月「全然!
どうぞお入りください」
これが駿と初めてあった日だった
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