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入院生活のはじまり④
陸杜「ついたよ」
駿「うわぁぁあ✨️
めっちゃすごーーい!!
病院に中庭あったんだ!!」
陸杜「ここの中庭凄いでしょ
噴水もあって、滑り台とかシーソーもあったりちょっとした公園みたいでしょ
僕は特にあそこのベンチがすき!!
今は夜だから夜景楽しめるし、心地よい風が吹いてくるから、悩んでる時とかにいくと楽になるんだ」
駿「そうなんだ、、」
陸杜「せっかくだし座ってお話しよ」
駿「うん」
陸杜は僕をそのままベンチの方へおしてくれ、そのまま抱き上げてベンチに座らせてくれた
ただ、背もたれを使ってもズレて落っこちそうになっちゃうから、陸杜が体を寄りかからせてくれた
駿「ありがとう、、」
陸杜「どういたしまして
ふふ笑めっちゃ風気持ちいいでしょ」
駿「うん、めっちゃ綺麗だし、きもちいい」
陸杜「だから好きなんだよねー
、、、駿は今先生たちのことで悩んでるでしょ?」
駿「うん、、、初めてあったのに、嫌なんていって、怒らせちゃって、話してるうちに息苦しくなっちゃって、、」
陸杜「僕が言えることは少ないけど、、
ただこれだけは言える
ここの先生は信頼していい人だよ
例えば如月先生!
如月先生はとにかく優しい
治療の時も普段も僕達に寄り添ってくれる
悩んでる時も親身になって答えてくれるし、
普段も穏やかに僕達のことを見守ってくれる
僕達はね、みんなうたちゃんのこと大好きなんだー
桜羽先生はドSで意地悪だけど
僕達が元気がない時、1番最初に笑わせてくれるのはあおちゃんだし、治療の後の慰め時間が長いのもあおちゃん!
僕は治療の時は嫌いだけど、普段のあおちゃんは大好き!
柊先生は厳しいし、治療の時も冷静で、嫌とかいっても全然通用しないんだけど、普段はめっちゃ優しくてノリもちゃんと乗ってくれる
特に、当直の時は寝れなかったら寝るまでトントンしてくれるし、スタッフステーションにいって眠くなるまでお話してくれる
みんな柊先生のこと大好き
七瀬先生は1番親しみやすい人
3人よりも遅くお医者さんになったんだけど
ド真面目でいつも僕達のために勉強してる
七ちゃんは僕達の相談にのってくれるんだけど、僕達目線で答えてくれるから何回も相談しちゃう
僕達が元気なかったらゲームとかして気紛れさせてくれるし、元気にしてくれる
みんなだーいすき!!」
『嬉しいこと言ってくれるね♡』
陸杜「げぇ、いつから聞いてたの
うたくん、七ちゃん」
如月「うーん、最初の方からかなー
あたりにも陸杜がいいこと言ってくれるから感動しちゃったよ」
陸杜「本心じゃないから!!」
如月「はいはい、、
駿も陸杜のお話きいて僕達のこと信用してくれた?」
駿「うん、、、元々信用してない訳じゃなくて、、、怒られたのがちょっと怖かったのと、初めて会う人に冷たい態度されたのがあの時と一緒だから怖くなっちゃって」
如月「あのとき、、、(小声)
じゃあよかった、、、
僕達ももっと信用して貰えるよう頑張んなくっちゃ!!
じゃあ病室戻ろっか」
駿「うん、、
あ、そういえば七瀬先生って誰ですか?」
如月「あ、紹介してなかったわ
七ちゃーーん、ちょっとこっちきてー」
如月先生がそういうと、中庭の遠いところで子供たちと遊んでいた背の高い男の人がこちらに向かってきた
如月「紹介するね、、
駿の先生でもある七瀬斗真先生」
七瀬「あ、この子が新しい子ですか?
七瀬です。陸杜とかからは七ちゃんって呼ばれてます」
如月「七ちゃん、この子は八木駿くん」
駿「駿です、、お願いします」
七瀬「駿よろしくね」
如月「じゃあ今度こそ病室戻ろっか」
先生はそういうと僕を持ち上げて車椅子に座らせてくれて、そのまま病室にいってベットに下ろしてくれた
如月「じゃあ何かあったらいってね、、
あ、そうだ!!
治療のことで話したいんだけど今日がいい?
それとも明日でもいいけど」
駿「明日が、、いい」
如月「そうだよね、
疲れちゃったなら寝てていいからね
おやすみナデナデ」
先生は僕を撫でたあとカーテンを閉めてそのまま恭一と陸杜とはなして出ていった
僕は色んなことがあったから疲れて、そのまま朝まで寝てしまった
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裏話
みんなが寝静まったころのスタッフステーション
柊「えーー、陸杜がこんなこと思ってくれてたなんて」
桜羽「なんだかんだあいつ俺の事好きだしなー
明日うんと褒めてやろ」
七瀬「僕ももっと頑張らないと」
如月「もう、みんな僕に感謝してね
動画撮ったの僕なんだから」
そう実は陸杜が先生たちのことを話してることにいち早く気づいた如月は動画をとっていて、夜はその鑑賞会をしたのだった
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