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初めての治療①
如月
今日は駿の初めての治療の日
若干1班の空気が重い
如月「全体でミーティングします」
1班&2班「りょーかい」
如月「えーと、まず··················以上です
最後にちょっとお願いしたいことがあって
新しく入った八木駿さんの治療に如月、桜羽、柊が入りたくて、他の6人を七瀬を中心として、2班にも手伝ってもらいたいです」
佐藤「いいけど、、、
3人で入るほど難しいの?」
如月「うん、性虐待でトラウマもちの子
まず肌を見せてくれるのかも分からない
病状はテストステロン欠乏症
精通してるのかも不明
どこまでやっていいのか、今日はじっくりと診ておきたい」
星月「トラウマ、、、可哀想、、
できる限り協力するね、、
僕、一応そういう子精神科で見てたことあるし」
如月「助かる、初
1班、みんな精神系は専門外で」
そう、僕達8人にはそれぞれ専門心療科がある
僕如月は産婦人科
風雅は脳神経外科
碧生は呼吸器内科
七ちゃんは小児科
2班リーダー桜は循環器内科
初は精神科
誠は救急科
湊先生は泌尿器科
僕達は最初はそれぞれの科にいたんだけど、
医院長がそれぞれのタイミングで選抜して、この特別治療科を作った
最初にいたのは僕と風雅と碧生と桜
あと、湊先生
その後徐々に増えて、今は8人体制でやっている
はじめは湊先生以外違う科にいたから手探りだったけど、みんな必死に勉強して、今では専門心療科よりも所属してしているのが長いせいか、知識量は断然泌尿器科の方が多い
それでも治療には元の専門科の知識も役立つことがある
それが今回かもしれない
星月「まぁー、そうなった場合呼んでね!」
佐藤「じゃあひとまず今日は俺たちに任せてくれ」
如月「よろしくお願いします
よし、いくよ」
柊「りょーかい」
桜羽「はいよ」
僕は駿を連れてく方にまわり、ほかの2人は治療室の準備をしにいった
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コンコン
如月「はいるよーー」
恭一「なーにー」
如月「あれ、起きてるの恭一だけ?」
恭一「うん、謙杜はまだ寝てる
駿はララで顔隠れてて分からない」
如月「あーね、
今日俺と風雅と碧生、駿に付きっきりになっちゃうから七ちゃんの言うことちゃんときいてね」
恭一「うん、、、ってえ!!
3人も駿の付きっきりなの?
珍しー!」
如月「駿のトラウマがね、、、」
恭一「ふーん、、
あ!いいこと教えてあげよっか?」
如月「なになに?」
恭一「実は駿、精通してないんだって
昨日陸杜と話してるの聞いちゃったんだ。
ほら、陸杜、勃起不全やから、駿が陸杜の話し聞いてた時に
"駿まだここから白いの出したことないよ”って、言ってた」
如月「ふーん、、、教えてくれてありがとう
じゃあ駿のこと起こしてくるね
陸杜もちゃんと起こしといてね」
恭一「りょーかい」
如月「駿、おきてーー」
駿「ん、、、おはようございます笑」
如月「おはよう
今日は駿の治療したくて、、、
今から行くんだけど大丈夫?」
駿「ん、、、大丈夫」
如月「偉いね、先生と一緒に頑張ろっか笑」
駿「ん、駿も頑張る」
如月「ありがとう
今日も先生が抱っこして連れてくね」
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