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第4話
内玄関。
そんな場所で奥さんはズボンを脱ぎ、盗撮野郎から届けられたパンティを履いた。
男の生着替えでなんでこんなに興奮するんだと驚くほど、西宮は奥さんの肉感的な尻や太ももに釘付けになった。
肌が白い。女のようにやわらかそうではないが、なんだかもっちりしているようにも見える。
いやらしい紐パン姿の奥さんが、ドアに片手をつき、もう片方の手でこちらへ突き出した尻たぶを掴んで、むにっと横に開いた。
紐では隠しきれない、淫靡な色の孔が見えた。
「あの……男のここに挿れるの、嫌じゃないですか?」
恥ずかしそうにおずおずと奥さんが問うてくる。
西宮は勢いよく首を横に振った。嫌じゃない。全然嫌じゃない。
「うわ……奥さんのケツ孔、いやらしい形してますね。縦に割れて……ひくひくしてる」
孔のふちを指で辿ると、そこが物欲しげに蠢いた。
「あっ……あの、もう、挿れてください」
「え? いや、でも」
「大丈夫。入りますから……」
入ると言われてもろくにほぐしもしてないのに。
西宮は逡巡したが、こちらを振り向いた奥さんが、ものすごい色っぽい顔つきで、
「西宮さんのおチンポ、欲しいです」
と誘ってきたから、慌ただしく前をくつろげ、すでに臨戦態勢だった息子を取り出してむにっと奥さんの尻の狭間に押し付けた。
亀頭の先で縦割れの孔をくすぐるようにこする。
「ほんとにいいんですか?」
「は、はいっ……あ、ああ~っ」
ぬぷぷ、と襞を掻き分けながら、西宮は奥さんの後ろに突っ込んだ。これでは即尺ならぬ即ハメだ。
入る、と奥さんが言った通り、奥さんの孔は大した抵抗もなく西宮の牡を受け入れてゆく。
やわらかい。だが、狭い。すごい。ぎゅうっとチンポにしがみついてくる。
「うぁっ、すごっ、気持ちいいっ」
「あっ、あんっ、お、大きいっ」
奥さんがぶるりと背を震わせた。ドアについた手がローターを握ったままなのが目に入り、西宮は丸いそれを取り上げた。
電池もバッチリセットされている。奥さんがいつでも使えるようにとの配慮だろうか。
しかし盗撮野郎も、箱を開けて速攻、オナニーではなく配送業者とのセックスに使われるとは思いもしなかっただろう。
おかしな優越感に浸されながら、西宮は本体のダイヤルを回した。ブーンと音が鳴り、奥さんが怯えるように肩を揺らす。
西宮は、ずん……と深い部分まで腰を進め、自分とドアの間に奥さんを挟む形で背後から腕を回した。
奥さんのシャツの中にローターごと手を潜り込ませる。
「あ、だ、だめ、だめ……ひっ、あっ、あああっ」
ツンと尖った乳首にはすぐに行き当たった。そのコリコリした粒めがけてローターを押し付けると、西宮の牡を飲み込んでいる孔も連動するかのようにぎゅうっと引き絞られた。
「ひっ、あっ、あんっ、あ、あ、あ、あああっ!」
「奥さん、いいんですか? そんな大きな声出して。玄関ですよ、ここ」
「あぅっ……あ、ん、んんっ」
西宮の指摘に奥さんが唇を引き結ぶ。そうしながらも喘ぎが抑えられないようで、今度は自分の手で口を押さえた。
「こ、こえ、でる、でちゃうっ、あっ、ああっ」
西宮は乳首にローターを当てたまま、腰をピストンさせた。
ぬちっ、ぬちっ、と肉棒が抜き差しする音が響く。やばい。この孔、ゆまちゃんのマンコより気持ちいい。
マンコ、と思った瞬間自分が生で挿入していることを思い出した。
「あっ、ヤベ、ゴム!」
「そのままっ、あっ、だ、だいじょうぶだから、そのまま、出してくださいっ」
奥さんの中から慌てて出ようとした西宮を、当の奥さんが止めた。
マジかよ。中出しまでOKなのかよ。
西宮はいやらしい奥さんの腰を掴み、ドチュッ、ドチュッと突き上げた。
必死に声を噛み殺す奥さんが、耐え切れないように身を捩った。
いく、いく、と荒い息の合間に奥さんがこぼした。
そのとき。
ピンポーン、とインターホンの音が響いた。
奥さんと西宮が同時にビクっと跳ね、動きを止めた。
奥さんが肩で息をしながら、ドアから離れようとする。それをゆるさず、西宮は逆に前に出た。
奥さんがこちらを振り向き、首を横に振った。
「芦屋さん、芦屋さ~ん?」
外からドアがノックされる。その音に合わせるように、西宮は腰を揺らした。
奥さんが両手で口を押さえる。だめです、と目だけで訴えくるそれを無視して、奥さんの狭い孔をかき混ぜた。
ブーンと唸るローターは乳首に当たったままだ。
ピンポーン。ひとの気配がするからだろうか、またインターホンが鳴らされた。
だが応答がないと見て、やがてドアの外の人物は離れていったようだった。
西宮は奥さん越しに身を乗り出し、ドアの魚眼レンズから廊下を見て、誰も居ないことを確認してから本格的に腰を使い始めた。
「……っ、あっ、ああっ、あんっ、あっ、い、いくっ、いくぅっ」
もはや声も抑えられなくなった奥さんが、嬌声を上げながら身を震わせた。
奥さんが達したのと同時に、西宮も奥さんの中にドピュっと白濁を撒き散らしたのだった。
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