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第45話

コーヒーを飲み終えた絢人が、おれと母親の分のカップを洗い終えるとアパートに帰ると言うのでおれは送っていく事にした。 母親に塩を持つように言われたのでビニール袋に塩を入れ、アパートに入る前にふたりで塩をかけ合ってから中に入る。 「兄上様……」 入ってすぐ、絢人が扉の鍵を閉めるとおれは扉を背にした状態でキスされた。 「ぅ……んん……ッ、、、!!」 こうなる事は分かっていた。 ……いや、おれは期待していたのかもしれない。 まるで食い合うように交わしているキスはあまりに気持ち良くて、声が抑えられなかった。 「ひ……あぁ……ッ……!!!」 髪に触れていた手が下の方に降りていくにつれ、カラダを熱くさせていく様な気がした。 「ぁ、んん……ッ、、、」 「兄上様、もう少し声を抑えてください。誰かが通ったら聞こえてしまいます……」 そんな事、分かってる。 分かっちゃいるが、耳や首筋を撫でられただけでも気持ち良くて、唇を噛んでも声が漏れてしまう。 「ふ……ンん……、、、」 「お可愛らしいです、真っ赤になって我慢されている兄上様のお顔……」 「ん……ぐぅ……ッ!?」 絢人はネクタイを外すとおれの口をそれで塞ぎ、ワイシャツのボタンを外して乳首に触れてくる。 「うぅッ、ん"ん"ッ、、、」 指で弾かれたり摘まれたりされ、自然にカラダが震えてしまって絢人にもたれかかるようになってしまうと、絢人が興奮しているのが分かった。 その熱さが、堅さが欲しくてたまらなくなってしまって、おれはソコを刺激するように腰を動かしてしまう。 「……ッ、兄上様っ、そんなに擦り付けられたら俺…っ、我慢出来ません……」 「んん……ッ……」 ベルトに手をかけられ、ファスナーを下ろされたおれは自ら扉に顔を向けて下着を脱いでいた。 「兄上様……」 バックルを外すカチャカチャという音の後、尻に絢人の熱情が触れる。 「ん"ん"っ!!!」 おれの股の間に昂っているモノを擦り付け、女の部分に触れた後、絢人はおれの孔にソレをあてがった。 「ン゛んんッ……!!!!!」 「兄上様のお身体が俺を直ぐに受け入れて下さる事、とても嬉しいです」 「ゔゔっ、ゔゔゔッ……!!!」 孔の中はいつの間にかぬかるんでいて、絢人の挿入を容易く受け入れていた。 「ん"ん"ん"ッ!!!」 奥まで突っ込まれてから一度入口まで引き抜かれ、それからまた奥に一気に突かれると、女の部分から液体が噴き上がる。 「……ッ、兄上様っ、、、」 「んンッ、ん"ん"っ、、、」 おれの腰をがっちり掴んだ絢人は甘い吐息を零しながら自分の心地よいリズムをおれに伝え、おれもそれに酔いしれていった。

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