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第67話

食堂の前で待ち合わせして、並んで着席する形になっている場所で弁当を食べる。 今日は音椰の姿がなかったのは絢人にとって幸いだったかもしれない。 が、そんなおれたちの様子に沸く女性職員たちがいて、目の保養とか癒しとか好き勝手言っているのが聞こえた。 弁当を食べ終えると、絢人がふたりきりでお話したい事がありますと言い出し、おれを打ち合わせ等に使う部屋に連れ込んだ。 「おい、勝手にこんな事して……」 「大丈夫ですよ、ここ、ほとんど使われてない場所ですから」 ドアに鍵をかけると、絢人はおれを壁に押し付けてキスしてくる。 「や……ッん……!!」 舌に刻まれた証を噛まれると腰が退けてしまい倒れそうになったが、そんなおれを絢人の逞しい腕が支えてくれた。 「霧島さん、兄上様のお尻、触ろうとしていましたよね?」 「ひ……あぁッ、、、」 腰に腕を回し、手で尻を撫でてくる絢人。 「あの人、俺の知らない兄上様の話を自慢げに話してくる時があるんです。兄上様の事、何も知らない癖に。兄上様、俺の今後の為にあの人の事を庇ったんでしょうけど、俺はあの人がしようとした事が許せません。兄上様のお尻は俺だけのものなので」 揉むように尻に触れた後、絢人は指で布越しにおれの孔を刺激するように触れてきた。

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