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第81話
「……ホントはね、父さんに兼ちゃんを殺すように言われてたんだ。あの時」
兼ちゃんは、ココに絢人くん以外を受け入れちゃって、ナカに出されちゃったら死んじゃうから。
と言って、音椰はおれの女の部分に触れる。
「ふぁ……ッ、、、」
なん...だと?
そんな事、知らない、聞いた事もない。
そう思えたのはほんの少しの間の事で、そのまま指を挿れられてナカを掻き回すように弄られるといやらしい水音が聞こえてきて、おれは与えられる刺激の事しか考えられなくなっていった。
「そうそう、2度目はねぇ、つい最近、桜まつりの時だよ。兼ちゃん、襲われてたから助けてあげたら僕の事誘ってきたから応えたくなっちゃって。あの時の兼ちゃん、発情してて訳分からなくなってたのすごく可愛かったよ。でもね、あれ、父さんが僕に兼ちゃんを殺させる為に、部下を使って兼ちゃんに催淫剤を飲ませたんだって」
「は……っあ、、、」
指で一番感じるトコロを撫でられると仰け反りそうになる。
「僕も家に帰ってから知ったからさぁ、びっくりしちゃったよ。殺せるタイミングあったのに殺さずセックスしてきましたなんて言える訳ないから兼ちゃんには会ってないって嘘ついちゃった」
「うぁ、あぁっ、んぁッ、、、」
女の部分を弄られながら、いつの間にか脱いでいた音椰の堅くなっているモノと一緒におれのモノを重ねられて扱かれる。
「は、ひぃっ、あっあぁっ、嫌だ……ッ、、、」
「嫌じゃないよね?どっちもこんなにぐっちゃぐちゃにしてるんだから」
素直になりなよ、前に僕とセックスした時みたいにさ。
と、音椰に笑いながら言われてまたキスされて、舌を甘噛みされる。
「ん、は……ッ、はぁ……っ、、、」
「ふふ、兼ちゃんってホント可愛いね。とんでもなくビッチだけど」
「ん、ンん、ひ、あぁッ……!!!」
絢人。
助けて。
助けてくれ。
おれ、このままじゃおかしくなる。
おれのカラダ、お前のものの筈なのに、どうしてこんな事に。
「あ゙ぁ……ッ……!!!」
音椰とおれとのカラダの間で、おれは精子でない液体を噴き上げてしまう。
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