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第7話 兄貴とクレちゃんと俺①
俺と兄貴は見た目がそっくりで年子だったから、よく双子と間違えられた。
兄貴の凛太郎には親友の呉智紀がいた。
俺も含めて三人でよく遊んでて、俺はクレちゃんって呼んでた。
俺と兄貴は茶髪の色白でなよなよしてるんだけど、クレちゃんの髪は真っ黒でごわごわしてて、体もがっしりしててかっこよかった。
兄貴たちが高3の時。
考査期間は早く家に帰れるわけだけど、家に帰ったら、兄貴の靴と彼女の靴があった。
一緒に勉強してるのかな……って思ったら、部屋からエッチな声が聞こえてくる。
気まずすぎたから家を出たんだけど、図書館もファミレスも人がいっぱいで行く場所がなかった。
ダメ元でクレちゃんに電話したら、来ていいよ、って言ってくれた。
♢♢♢
「凛太郎の奴、羨ましいな。そんな生々しいところで勉強しなきゃいけないのは残酷だけど」
クレちゃんはジュースを用意してくれた。
「本当だよ。よくテスト期間中に余裕あるな、って思うよ」
「麗佳は余裕ないの? 」
「俺が余裕あるわけないじゃん。クレちゃんは? 」
「考査は焦るほどじゃないかな 」
クレちゃんは医学部志望で頭が良かった。
「勉強してっていいけど、性欲は大丈夫なの? 」
「大丈夫じゃないよ……ここで切り替えられたら、こんなに街をさまよう必要ないから」
「じゃあ、手伝ってあげるよ」
何の話かわからないうちに、クレちゃんが俺にキスをしてきた。
びっくりしたけど、クレちゃんの厚めの唇が気持ちよくて頭が真っ白になった。
徐々に舌で舐められて、興奮がマックスになる。
性欲……おさまるどころか、高まってるんだけど……。
唾液の糸を引きながら、一旦離れた。
「気持ち良かった?」
「う、うん……」
「もう一回する?」
「え……あ……うん……」
本当はすごくしたいのに、恥ずかしくて素っ気ない返事をした。
さっきより激しく吸われる。
俺もクレちゃんの真似をして、クレちゃんの唇を舐めてみた。
クレちゃんが、俺のマックスになったアレを触ってきて、もうどうしたらいいかわかんなくなっていた。
「……下、脱ごうか」
「え……う、うん」
ズボンを脱ぐと、クレちゃんがキスしながら俺のをしごき始めた。
「あっ、ん、ちょっ……やばい……」
俺は近くにあったティッシュをなんとか手に取って間に合わせた。
今更だけど、恥ずかしい。
クレちゃんに背を向けて拭いていると、クレちゃんに後ろから抱きつかれた。
「今日はもういいの? 」
「あ、うん……大丈夫……」
今日は……
じゃあ、別の日にまたしてくれるのかな……
俺とクレちゃんの関係が一気に変わってしまった。
♢♢♢
考査が終わり、また三人で遊んでいた。
その日は、兄貴の部屋でゲームをしていた。
兄貴に彼女から電話がかかってきて、兄貴は部屋を出て行った。
すると、クレちゃんは俺の肩に手を回して、俺を抱き寄せるとキスをしてきた。
俺もクレちゃんとキスはしたいから良かったけど、兄貴が戻ってきたら大変だ。
「……今度、いつうちに来る? 」
クレちゃんに聞かれた。
「……明日……行ってもいい? 」
「いいよ」
クレちゃんに、最後チュッと唇を吸われた。
♢♢♢
翌日、クレちゃんちに行くと、まず玄関で抱きしめられてキスをした。
部屋に入って、キスをしながらお互い服を脱いで、俺はベッドに寝かされた。
乳首を舐められながらしごかれて、正直もうイキそうだった。
「……俺のことも気持ち良くしてくれる? 」
クレちゃんの大きくなったのを差し出されたので、俺はそれを舐めた。
舌先でなぞったり、口に含んだり、唇で愛撫したり。
「麗佳……可愛いよ……」
クレちゃんは、クレちゃんのにしゃぶりつく俺の頭を優しく撫でた。
「麗佳のもやってあげるね」
クレちゃんは俺の足を開かせて俺のをしゃぶった。
手コキも入って気持ち良すぎる。
「クレちゃん、もう、イク……」
あっ……
と声が漏れたと同時にそっちも漏れ出した。
ティッシュで飛び散ったのを拭く。
「ごめん……ベッド汚して……」
「大丈夫だよ」
クレちゃんはまた俺の頭を撫でた。
クレちゃんは、俺のお尻の穴に自分のをこすりつけた。
クレちゃんに入れられたら、気持ちいいんだろうか……
「……入るのかな……」
「入れたいって言ったら、いいの? 」
「うん……」
「じゃあ、入るように、広げていこうね」
そう約束して、クレちゃんは自分のをしごき始めた。
一人でさせるのはかわいそうだったので、先っぽを舐めてたら、クレちゃんは俺の口の中に出した。
♢♢♢
それから、暇があれば俺はクレちゃんちに行ってエッチなことをした。
勉強の邪魔になってないか聞くと、どうせ性欲は発散しなきゃいけないからいいんだ、と言われた。
「……入ってるの、わかる? 」
「うん、あ……入ってる……」
初めて、クレちゃんのが俺の中に入ってきた。
「抜く時が気持ちいいらしいよ」
ローションのぬるぬると共に、クレちゃんのが引き抜かれる。
「ん……気持ちいいかもしれないけど……まだフェラの方が気持ちいいかな……」
「そっか……じゃあ出し入れしてみる」
クレちゃんは小刻みに俺の中で動いた。
「あっ、気持ちいいかも……」
「……本当?」
「なんか……クレちゃんと……エッチしてる感じが……」
「そっか……」
クレちゃんが、ふふっと笑ったので、なんか俺も嬉しくなった。
クレちゃんが激しく突いてきた。
「あんっ!あっ!」
ローションのねちゃねちゃした音と、肌がぶつかるパンパンという音がして、本当にクレちゃんとセックスしてる実感が湧いた。
「……麗佳、出すよ……」
「う、うん……」
グッと奥まで突かれる。
クレちゃんは、はあはあ言いながら、抜いた。
「クレちゃんは、気持ち良かった? 」
「うん……麗佳の中が、あったかくて、締まってて、気持ち良かったよ……」
クレちゃん……
俺はクレちゃんに抱きついて、キスをした。
クレちゃんも、エロいキスを返してくれた。
♢♢♢
あれから、クレちゃんは医学部に合格し、俺との関係も続いている。
兄貴も大学には合格したが、彼女とは別れた。
クレちゃんが忙しくなったから前ほどではないが、三人でまだ遊んでる。
時々、クレちゃんがボーッと兄貴を見てるのを見ると、本当にクレちゃんが好きなのは兄貴の方で、顔が似ている俺で我慢してるのかな、って思うときがある。
別にそれでもいい。
クレちゃんはいつも優しいし、エッチは気持ちいいし、俺はクレちゃんが大好きだから。
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