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第9話 俺と麗佳と凛太郎②
※『兄とクレちゃんと俺』の続きです。先にクレちゃんをお読みください。
いつからかはもう覚えていないが、俺と凛太郎が遊んでいるときに、凛太郎の年子で弟の麗佳が加わるようになった。
見た目がそっくりで、麗佳は凛太郎を一回り小さくした感じだ。
凛太郎は身内だから厳しいのか、麗佳が歩くのが遅かったり、意味がわかっていないとよく怒っていた。
「お前がいなきゃ、もっと早く進むんだけどなー」
凛太郎はよくそう言っていた。
俺は一人っ子だったから、麗佳が可愛かった。
凛太郎よりもまめに面倒を見ていたと思う。
「クレちゃんが俺の兄ちゃんだったらいいのにー」
と、言うようになった。
♢♢♢
俺が高3で麗佳が高2の時。
麗佳から急に電話が来た。
『あ、クレちゃん。急にごめんね。今から、クレちゃんち行ってもいいかな……』
「いいけど、どうしたの? 」
『ちょっと外じゃ言いづらいことなんだ……』
「わかったよ、待ってるから」
そう言って電話を切った。
軽く部屋を掃除した。
麗佳が到着して、ジュースを注いでやる。
「で、何があったの?」
「……兄貴が彼女とエッチしてた……」
俺はビックリした。
「凛太郎の奴……羨ましいな。そんな生々しいところで勉強しなきゃいけないのは残酷だけど」
「本当だよ。よくテスト期間中に余裕あるな、って思うよ」
全くだ。
ただ、好きな人と同じ部屋にいて、我慢できなくなるのは仕方ない。
今の俺がそうだ。
「麗佳は余裕ないの? 」
「俺が余裕あるわけないじゃん。クレちゃんは? 」
「考査は焦るほどじゃないかな 」
考査は大丈夫だ。
焦ってるのは、麗佳と二人きりだってことだよ。
「勉強してっていいけど、性欲は大丈夫なの? 」
普通、悶々とするよね。
「大丈夫じゃないよ……ここで切り替えられたら、こんなに街をさまよう必要ないから」
麗佳も……大人になったんだな……。
あんなにちっちゃかったのに、もう性欲を抑え切れない年頃になった。
……この流れは……チャンスだろうか……
いつも凛太郎がいて……二人きりになることがないから……
「じゃあ……手伝ってあげるよ」
俺は半ば強引に麗佳にキスをした。
キモがられても仕方ない。
このままじゃ、一生麗佳とそんな関係になれない。
ダメだったら……兄貴ぶって、教えてあげたかったとか、言えばいいんだ。
麗佳の可愛らしい唇を散々舐めた。
麗佳は、黙ってキスを受けている。
唾液の糸を引きながら、一旦離れた。
「……気持ち良かった?」
俺は……すげぇ気持ち良かったけど……
「う、うん……」
恥ずかしがっている麗佳が可愛い。
「もう一回する?」
「え……あ……うん……」
可愛い……もう止まらない。
麗佳を抱きしめて、さっきより激しく唇を吸う。
麗佳も俺の唇を舐めてきた。
麗佳の下半身をまさぐる。
麗佳も……興奮しているんだ……
「……下、脱ごうか……」
「え……う、うん」
いいんだ……
意外にあっさりコトが進む。
キスをしながら麗佳のをしごく。
「あっ、ん、ちょっ……やばい……」
俺もヤバいよ……
麗佳は近くにあったティッシュをなんとか手に取って間に合わせた。
俺に背を向けて拭いている。
可愛い……可愛すぎる……
俺は後ろから抱きついた。
「今日はもういいの? 」
俺は、もっとしたいけど。
「あ、うん……大丈夫……」
そうだよね、一回しちゃったし、仕方ない。
また……できるかな。
冷静になったら……俺のこと嫌になるかも……
♢♢♢
考査が終わり、また三人で遊ぶことになった。
良かった、避けられなかった。
その日は、凛太郎の部屋でゲームをしていた。
凛太郎に彼女から電話がかかってきて、凛太郎は部屋を出て行った。
麗佳の無防備な横顔を見て、ムラムラしてきた。
隣にはお前に欲情してる男がいるんだぞ。
もっと緊張してほしい。
兄貴がいるからって、油断してるんだろうか。
俺は麗佳の肩に手を回し、抱き寄せてキスをした。
麗佳は、あっ、と声をあげたが、そのままキスを続けた。
もう……いいみたいだ。
俺たちは、そういう関係なんだ。
「……今度、いつうちに来る? 」
「……明日……行ってもいい? 」
「いいよ」
麗佳……もう明日だなんて……お前もエロい奴だな……
俺は、最後にチュッと唇を吸った。
♢♢♢
翌日、玄関を入ってきた麗佳を見て、我慢できずに抱きしめてキスをした。
部屋に入って、キスをしながらお互い服を脱いで、麗佳をベッドに寝かせた。
麗佳の体を舐める。
乳首を舐めたら「あんっ」と言って悶えた。
もっといじめたくなる。
アレをしごくと、麗佳ははぁはぁと息を荒くしてイキそうになっている。
ちょっとじらそうかな……
「……俺のことも気持ち良くしてくれる? 」
そう言って、俺のを差し出した。
麗佳は、舌先でなぞったり、口に含んだり、唇で愛撫してくれた。
「麗佳……可愛いよ……」
麗佳の頭を優しく撫でた。
一生懸命で、本当に可愛い。
「麗佳のもやってあげるね」
麗佳の足を開かせる。
麗佳のを可愛がりながら、絶頂を待つ。
「クレちゃん、もう、イク……」
あっ……
と声が漏れたと同時にそっちも漏れ出した。
「ごめん……ベッド汚して……」
「大丈夫だよ」
こんなの、序の口だ。
もっと乱れる麗佳が見たい。
また麗佳の頭を撫でた。
麗佳のお尻の穴に自分のをこすりつけた。
本当は今すぐにでもしたい。
「……入るのかな……」
麗佳が言った。
「入れたいって言ったら、いいの? 」
「うん……」
嬉しい……
麗佳も、俺を求めてくれている。
「じゃあ、入るように、広げていこうね」
俺は自分のもしごいていこうとした。
麗佳が先っぽを舐めてくれる。
麗佳……優しいな……
そのまま麗佳の口の中に出してしまった。
♢♢♢
それから、暇があれば俺と麗佳はエッチなことをした。
そんなことをしておきながら大学に落ちたらカッコ悪いから、勉強はがんばった。
「……入ってるの、わかる? 」
「うん、あ……入ってる……」
麗佳の中は、もう気持ち良かった。
「抜く時が気持ちいいらしいよ」
ローションのぬるぬると共に引き抜く。
「ん……気持ちいいかもしれないけど……まだフェラの方が気持ちいいかな……」
「そっか……じゃあ出し入れしてみる」
俺は小刻みに動いてみた。
「あっ、気持ちいいかも……」
「……本当?」
「なんか……クレちゃんと……エッチしてる感じが……」
「そっか……」
嬉しい、そう言ってくれて。
激しく突いてみた。
「あんっ!あっ!」
ローションのねちゃねちゃした音と、肌がぶつかるパンパンという音がして、セックスしてる実感が湧いた。
「……麗佳、出すよ……」
「う、うん……」
グッと奥まで突いた。
はあはあ言いながら、抜いた。
「クレちゃんは、気持ち良かった? 」
「うん……麗佳の中が、あったかくて、締まってて、気持ち良かったよ……」
麗佳が抱きついて、キスをしてくれた。
この、健気な感じ……。
俺もできるかぎりのエロいキスを返した。
♢♢♢
医学部には無事合格し、麗佳との関係も続いている。
凛太郎も大学には合格したが、彼女とは別れた。
俺が忙しくなってしまって、なかなか麗佳と会えないのが辛い。
せっかく会える日でも凛太郎が来てしまって、三人になってしまう。
凛太郎は確かに友達だけど、どっか行ってくんないかな、と、ボーッと凛太郎を見てしまう。
二人きりになって、麗佳とエッチがしたい。
凛太郎に誰か女の子をあてがうしかないかな。
俺と麗佳の充実した営みのためにね。
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