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第10話 俺と智紀と弟③
※この物語は、7話9話の続きです。
弟と親友の距離が近い。
小さい頃から仲が良かったのはある。
智紀は面倒見がいいから、俺の一個下の弟をよく可愛がっていた。
智紀は成長が早くて、中1でもスラッとしていた。
智紀が座ってると、弟がちょこちょこ寄ってきて、智紀の前に座る。
智紀も嫌がらずに後ろから抱っこして、弟のお腹を触ってたりする。
智紀がポッキーを咥えてると、弟が「俺も食べたい!」と言い始め、智紀のポッキーを端から食べ始める。
そこ、持ち手だから、チョコついてませんけどー?
弟が大きくなったら、こいつら付き合うんじゃねーの?って思ってた。
♢♢♢
高3になったある日、三人でゲームをしてたら、彼女から電話があった。
ちょっと抜けて、リビングで話して、また部屋に戻った。
あれ……なんか二人の距離近くない?
でも態度は妙によそよそしい。
怪しい、怪しすぎる。
ある日、俺は罠を仕掛けることにした。
また三人で俺の部屋に集まる。
俺は彼女に呼び出されたことにして1時間くらい出かける、と言って部屋を出る。
タブレットをベッドの下に置いて隠し撮りをする。
もし……二人がヤバい関係なら……撮れてしまうかもしれない……ヤバいやつが……
♢♢♢
智紀が帰り、麗佳も自分の部屋に戻った。
ドキドキしながら、タブレットの録画を再生する。
画面の右端に、見切れているが二人が映っている。
俺がいなくなると、智紀が麗佳の腕を軽く引っ張る。
麗佳も自分からくっついていった。
ちょうどあごから上が映っていないが……
これ、絶対キスしてる。
チュ……
クチャ……
チュ……チュ……
いや、どんだけやってんの!
俺、彼女ともそんな濃厚にやったことない!
「クレちゃん……大好き……」
麗佳が甘い吐息を吐きながら、智紀に抱きついてまたキスをする。
はぁ……チュッ……くちゅっ……はぁはぁ……
さっきより激しい。
麗佳が押し倒された。
麗佳は頭頂部がアップになっただけだが、智紀の顔がカメラにバッチリ映ってしまう。
ああ!どうしよう!
弟と親友のハメ撮りを俺は見るのか見ないのか……!!
……み、見る……
智紀は、麗佳の耳や首筋を舐め始めた。
「あ……ん……」
弟の喘ぎ声とか……聞く日が来るなんて……
麗佳の服をめくって、智紀は乳首を舐める。
動きから見るに、股間も触っているっぽい。
「んあっ……あっ……」
はぁはぁと、麗佳の乱れた息遣いが響く。
智紀は麗佳のズボンを脱がせて、麗佳の反ったアレを舐め始めた。
いや……マジ……?
なんか、見ている俺のソレまで熱くなる。
智紀はじゅるじゅると音を立てながら咥える。
もう、俺、智紀がバナナ食ってるとこ見れないわ……
いよいよ智紀がズボンを脱ぎ始める。
え、待って。
女の子じゃないんだよ。
ど、どこに入れんの?
って、あ、え、ああーっ!ちょっとぉ!!
「ん、あっ!あっ!……」
麗佳が智紀の腰の動きに身を委ねている。
「んん!あぁあっん!やんっ……ぐりぐり……だめぇ……っ!」
麗佳が体をビクつかせて感じている。
俺は……彼女をこんだけ感じさせたことはない……
さらに智紀が奥の方まで突く。
「いやぁっ!あぁっ!んあっ!あっ……あぁ……!」
めちゃくちゃ気持ち良さそう……
お、俺も智紀にやってもらおうかな……
見た目だけなら、俺と麗佳は誤差程度だよ……
智紀も耐えている顔だ。
くそ……俺ならもう出ちゃってる……。
「麗佳……後ろもしよ……」
智紀がそう言うと、麗佳は可愛く、うん、と言って四つん這いになり、お尻を突き出した。
タブレットに……麗佳の顔が映る。
こ、こんなアップで、弟のアへ顔を俺は見るのか……!
…………見るけど……………
「ん……あ……」
「あっあっあっ……!」
「くぅ……っあぁ……あ……!」
麗佳の喘ぎ声のオンパレードだ。
「……麗佳……イクね……」
「う、うん……」
……
……
……
親友の……イクところの顔を見てしまった……
「……ごめんね……先にイッちゃって……」
智紀は、麗佳を抱き起こし、足を開かせたまましごき出した。
お、弟の射精を、こんな真正面から見ることになるとは……
「クレちゃん……」
麗佳が呼ぶと、智紀はキスをした。
乳首を触られて腰をそらせた麗佳から、勢いよく出る。
俺の部屋なんですけど……
「クレちゃん……大好き……」
麗佳はしおらしく足を閉じて、また二人でキスをしている。
……
……
……
俺、これからどうしたらいいんだろ……
♢♢♢
彼女と別れた俺は、度々智紀に擦り寄り、弟と間違って俺を抱いたりしないかなーなんてやってみたが、無駄だった。
仕方なく、あの動画で一人でする。
三人でいるとき、智紀がね、俺のこと邪魔そうに見てるのは知ってるよ。
俺だって、ちょっと後ろ向いてると、お前らがキスしてるの知ってるんだからな!
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