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第6話

ボゥーっとする…… 暖「///」 速水先輩が人工呼吸をしてくれた唇を無意識に触ってしまった自分が恥ずかしくなりベッドに潜りこんだ あれから結局部活は大事をとって見学だけ。 希望する楽器を紙に書いて提出して今日の部活は終了 僕はサックスしか体験出来なかったため、本当は3つ楽器を書かなきゃいけないけど、楽器の名前も知らないし、他にやりたい楽器もないため【テナーサックス】とだけ書いて提出してきた はぁぁ……何もしていないのに疲れたな 夕飯も残しちゃった…… 早めに寝よう 『あぁぁ///あぁあん///』 えっ…… 隣からAVの音が漏れてくるんですけど!! さすが…男の城…… 『ぁぁあ///あーー///』 リアルだな……/// ガチャ!! 暖「!!!」 草野「あれ?もう寝る?シャワー浴びていい?」 暖「……草野先輩……隣から大音量でAVが聞こえてきます」 『あぁぁん//』 草野「ホントだ。 まぁ、AVじゃねぇけど」 暖「!!まっ…まさか…女の子連れ込んでるとかですか!?」 ふっと吹き出すように笑いながら草野先輩が近づき肩を組まれた 草野「よーく聞け笑。男同士だ」 男同士?! お・と・こ?? 暖「男連れ込んでるんすか?ん?どういうこと?」 草野「お前ホントにうちの部のこと知らないんだな」 ・ ・ ・ 吹奏楽コンクール全国大会常連 5年連続全国1位 昨年は惜しくも全国一を逃し準優勝 昨年の雪辱を晴らすべく今年も全国から選りすぐりの人材をスカウト 独自の指導方法で才華学園を全国1位に導いているのが正指揮者/顧問の山下先生 38歳と若い教員でありながら、指導方法論が掲載された書籍はベストセラー、まるで彫刻のような端正な顔立ちなため男女ともに顔ファンも多く、雑誌は重版につぐ重版 山下先生目当てで入部するものも多い 草野「その指導論ってやつが……あれ……デスクに雑誌なかったか?」 暖「雑誌……?…あっ…ゴミ箱っす笑」 草野「バカ!捨てるな笑。寮の備品だぞ」 暖「やばっ笑。」 草野「これが山下先生」 とんでもなくイケメン! 草野「ここからが指導論」 暖「これエロ本すか?」 草野「違う!指導論」 暖「……いや、エロ本っす」

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