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第14話
翌日、安達と母親が何故か親しくなったり。
「やだー!累君可愛いぃ~!!」
「ママさんこそ!素敵ですよ~!!」
「もう、家に住んじゃいなさいよぉ!!!」
俺に滝藤以外の友達がいることを父親に驚かれたり。
「温人、お前友達いたのか。」
「!!?なにそれ、どういうこと!!?」
「………………ぼっちじゃなかったんだな。」
「おい、今ボソッと何言った!」
滝藤への目くらましのために、安達は遠回りして学校へ向かったのだが、何故か滝藤に怪しまれたり。
「おっは、………。」
「滝藤?どうしt」
「臭い!」
「………はぁ?」
なんなの、こいつ。
「なんか今日の漣、安達臭がキツいんだけど!!!………おい、俺の知らないところで悪いことしてないよな。」
「悪いことってなんだよ。」
「お前、絶対昨日安達と会っただろ!!」
「いや、会ってないよ。」
「嘘だ!絶対会っただろ!!!」
「おはよ~ございま~す!!!」
「あ!おい、安達!!お前、昨日漣と!!!」
「先輩、今日も格好いいです!!大好きです!!!」
「え、あぁ、うん。」
「話を聞け!!!!!」
抱き枕契約から二か月と少し、俺と安達は使用者とその枕として着々と関係性を強固にさせていったのだ。
第二章 ~~俺と抱き枕~~
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