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第4話 初めてが押し寄せる
玄関のドアをノックしようとした瞬間ドアは開いた。ドアの前で待ってた?
ロジが笑ってる。あのセクシーな口元の皺。
ああ、もうダメだ、泣きそう。
「待ってたよ。昨夜はどうして来なかったの?
寂しかったよ。」
僕とロジの時間が変わり始めた。紅茶を飲みながら宇宙の話をする大切な時間だったのに、今は
ロジが秘密の扉を開けて、僕の知らない世界を見せようとしている。
いつものソファに座っているロジが
「ここにおいで。膝に座って。」
膝にってどうして?でも嬉しくて首に抱きついた。足に力が入らない。やっとの思いで膝に乗るとロジにキスされた。初めてのキス。
初めはバード、小鳥、触れる感じの軽いキス。
でも唇と唇でする、初めてのキス。
「ミトは初めてなんだね、可愛い。」
ロジはもっと強く貪るように口を吸い始めた。舌を入れてくる。
(キスってこんな事するの?)
僕は知らなかった。でも、凄く感じる。ペニスが固くなって痛い。
(これって、いけない事じゃないの?)
ロジがジーパンの上から固くて痛くなったペニスを撫でてくれる。
(ああ、ダメだ。もっと痛くなってきた。)
「ロジ、僕のあそこ、すごく痛い。固くなりすぎて。待って。ちょっと待って。」
「ミト、可愛い。ホントに何も知らないのかい?
私が初めて?それじゃあ、全部教えてあげるよ。
今夜は帰さない。私の事は好き?言ってみて。」
「僕はロジが好き。」
「待ってた?」
「うん、こうして欲しかった。」
「もっともっと気持ちよくしてあげるからね。」
ロジは言葉で僕を焦らしてるみたいだ。ホントは直に触って欲しい。僕も触りたい、ロジの全部を。こんな事言ったら笑われるかな?
全部欲しい、今すぐ欲しい。でも何を?
僕は全然わかってなかった、これからロジとする事を。
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