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第6話 ロジの寝室

 恥ずかしい。美しくないか、と言えばそんな事はない。エロチックな姿が、天井の鏡に写っている。  それに僕は、もう2回目なのにイキそうだ。 「ロジ、出ちゃうよ。」 「じゃあ、やめよう。ちょっと休憩だ。」 「あーん、やめちゃうの? イキそうなのに。 あ、あ、出ちゃった。我慢出来なかった。」  ロジは顔をこちらに向けてキスしてくれた。 「ミトはフェラチオが下手だから、特訓しよう。」  過去に下手じゃない人がいたのか、と思うと僕は傷ついた。他の人ともこんな事するんだな。  当然なのに悲しくなった。 「ロジは女の人とするの?男とどっちが好き?」 「もちろん男だ。誰でもいいわけじゃない。  今はミトだけ。  昔は結婚してた事もある。もちろん女と、ね。 もう懲り懲りだ。」 「僕だけを愛してる?」 子供っぽい事を聞いてしまった。  ロジが身体中舐めまわし始めた。 「ああん、くすぐったいよ。」 「お仕置きだ。ミトが来なかったから、私は昨日とても寂しかったんだ。 昔の恋人を呼んでセックスしようと思ったが、 イケなかった。  私を困らせて。お仕置きだよ。ひどい事はしないけど、今日は最後までやっちゃおうかな。  痛かったらすぐにやめるけど入れてみたいんだ、ミトのお尻に。」  僕も興味はある。でも痛そうだ。どうしよう。 「ロジ優しくしてね。こんなに太いものが入るの?」  僕は屹立したロジの逸物を握ってため息を吐いた。 (ミトは初めてなのに、物怖じしないで私のモノを触っている。面白い子だ。) 「ちょっと舐めてみるね。」 そう言って赤黒い亀頭を口に含む、というか頬張る。 「やっぱり無理。太くて大きいよ。怖い。」 「ミト、私がお尻をたくさん舐めてあげるから。肛門の中には気持ち良くなる秘密の場所があって そこをペニスで擦ると凄く気持ちいいんだ。  初めは慣れないかもしれないけど、もうやめられなくなるぞ。」  ロジの目が怖い。怖くて抱きついてしまう。 ロジがやさしく僕を抱きしめて、耳元で囁く。 「気持ち良くなるためには、貪欲なんだ。 ああ、ミトを犯してミトに犯されたい。」 話しながらもその手は気持ちの良くなる動きをやめない。

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