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第11話 サリナ

「ミトっていうの? 今度のお稚児さんは。」 「サリナ、ミトに手を出すなよ。私が見つけた宝物だ。私の最後の恋人だよ。」 「おはよーミトっていうの?あたしはサリナ。 ロジ先生の秘書だよ。時々セフレ。」  サリナっていう人は髪を金髪に染めているけど、どうやら日本人のようだ。タトゥーが身体にたくさん入っているようだ。 「先生ってどういう事?」 「ロジ先生はT大の教授なんだよ。 量子物理学の博士号を持っている。  ロジャー・五十嵐・リチャーズ。 名前も知らなかったの?  ミトはどうせ何にも知らないでお稚児さんになったんでしょ。いつまで持つかな。先生は飽きっぽいからね。」  なんか酷い。 「ミト、こいつの言うことなんか気にしちゃダメだよ。ミトは特別なんだから。」 「先生、珍しく本気モードだ。 行くところまで行っちゃった? 先生にも入れてあげたの?」  何でそんなことまでわかるんだろう!焦る。 「おい、変な事聞くなよ。」 「ミトちゃん、お稚児さんはみんな先生の餌食になるけど、先生のお尻の穴に入れさせてくれる事は滅多にないんだよ。  いつもデカい逸物を突っ込まれて泣き出すのはお稚児さんの方なの。  先生に入れてあげるのは本当の恋人だけ。 これは事件だ!」 「何でわかったの?あんな恥ずかしい事が。」 「だってミトちゃん壊れてないもの。 ロジ先生のは特別大きいでしょ。」  そうなんだ。ロジは昨夜は僕に主導権をくれた。僕の好きなようにさせてくれたから、気持ち良かったけど痛くない。ロジは僕のために、全部はしなかったんだ。なんだか涙が出て来た。 「泣かないの。ミトは泣き虫ボーイか?」 サリナが頭を撫でてくれた。ロジの優しさが嬉しくてまた泣きそうだ。 「ねぇ、お稚児さんって何?」 「ミトは何も知らないの? お稚児さんは大人の男のご寵愛を受ける少年のことだよ。(諸説あります)  ロジ先生に愛されてるミトの事。」  紅茶を入れていたロジが 「もう私は、ミトしか愛さないんだよ。」 「いつまで続くかな。また飽きたら私を抱いて。 待ってるよ。あ、今日は仕事の話をしに来たんだった。」

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