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第12話 イカれた男
サリナは真面目な顔で仕事の話を始めた。
「T大主催の講演会。
テーマは『量子物理学の場。ゼロポイントフィールド仮説。』
ロジ先生の得意分野じゃん。」
僕も以前から興味のあるテーマだ。ロジって凄い!カッコいい。頭もいい?
僕の知らない一面をまた一つ見つけちゃった。
ロジって一体何者?
ロジが朝ごはんを用意してくれた。なんか中華粥みたいだ。香り高い紅茶もある。
「特製のお粥だよ。サリナも食っていけ。」
「ミト、知ってた?ゲイは消化の良いものを食べるのが常識だよ。粗相をしないようにね。」
「サリナ、良い加減にしろよ。
豆知識はいらないよ。」
「そうか、後でまた愛し合うんだね。」
僕は期待を込めて言ってしまった。
「ミトは好きだねぇ。」
サリナがいるのを忘れてた。なんだか楽しい。ロジもサリナも自然体で、話していても緊張しないからだ。
時々ロジに聞きながら書類を作っている。何かちいさなコラムやエッセイの依頼があるらしい。
時折り口頭で答えながら、サリナのオッパイを揉んでいる。ロジはイカれた男だ。
でも、何故かイヤな気持ちにならない。サリナの性格の良さなのか、ヤキモチを妬く気にならない。むしろ笑ってしまう。
「ミトもサリナのオッパイ触らせてもらうかい?
気持ちいいよ。全く色気が無いからかな。」
「ロジ先生の触り方じゃ感じないね。
じゃ、仕事終わったから帰るね。
これからまた、濃厚な愛の時間でしょ。」
サリナが帰って行くのを窓から眺めながら、ロジがお尻を触ってくる。また膝の力が抜ける。
「あ、あ、また。ロジダメだよ。」
濃厚な口づけ。いつもこれを待ってしまうようになった。片手であごを掴まれて口を吸われる。
優しくないよ,どうしたの?
ロジが首筋から胸に舌を這わせて乳首にたどり着く。シャツなんかあっという間に脱がされている。小さな乳首が勃起して固くなる。
「サリナのオッパイをに興味を持っただろ。ダメだよ、女のオッパイなんか。
ミトの乳首がこの世で一番尊い。」
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