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第15話 留守番

 今日はロジは学会で出かけた。迎えの車が来た。外国に行く時は必ず連れて行くって言ってたけど、今日は東京だから夜には帰るって僕は置いて行かれた。  今までロジ無しでどうやって生きていたんだろう。一人がとても寂しい事だと知った。  引きこもりで、一人には慣れてるはずだったのに。この不安は何?  ピンポーン、玄関のベルが鳴った。恐る恐る覗くとサリナがいた。彼女は鍵を持ってるはずなのに律儀にベルをならす。 「サリナ、今日はロジいないよ。」 「知ってる。ロジ先生に頼まれたの。」 サリナはなんか美味しそうなお弁当を作って来たって。お料理上手なんだね。 「じゃ、僕、紅茶いれるよ。」 「なんか、合わないけど、ま、いいか。 ロジ先生が、ミトがお腹空かせてるかもしれないからって頼まれたんだよ。  一緒に食べよう。」  サリナのお弁当は凄く美味しかった。なんか懐かしい、甘いだし巻き玉子や、ウィンナーも入っていて、あと鰆の西京焼や若竹煮、鳥の唐揚げも入っていた。そしておむすび。一つ一つラップで包んで握ったんだって。ロジが直に手で握ったおむすびはダメだって言うそうだ。潔癖症なんだって。(僕のペニスはすぐ舐めるのに。) 「サリナって意外と家庭的なんだね。」 「ロジ先生のお嫁さんにして欲しかったの。 今でもその野望は持ってるけど。」 「え、じゃあ僕の事嫌いなの?」 「ふふふ、あたしの敵は全ての女たちだよ。 男は敵じゃない。だってあたしは男にはなれないし。でも、同じ女なら負けたくない。  他の女とセックスしたら、気が狂いそうになるよ。」 「ふーん、そんなものか? 僕は女の人とセックスした事ないからなぁ。」 「ミトはロジ先生だけでしょ。 他の男も女も知らないんでしょ。」 「ああ、そうだね。ロジしか知らない。 ロジのするセックスしか知らない。」 「今日はあたしとセックスしよう。 ロジ先生はしてもいいって言ってたよ。」  サリナは食べた後を片付けて、僕に歯磨きするように言った。潔癖症はサリナも同じだ。 「ソファでする? ベッドルームに行く?」 「ロジの許可があるならベッドがいいな。 僕もう固くなって来ちゃった。」

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