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第32話 ドクトル平賀

 次の日、家にお医者さんが来た。この家のハウスドクターだという源内先生。 「ドクトル平賀、平賀実だ。ロジャーが源内なんていう仇名をつけたんだ。  ヒラガゲンナイ、シャレにもならん。 ロジャーが生まれた時から診てるんだ。  昨日あいつがひどく心配げに電話して来た。嫁が壊れてしまう、とか言って慌てていたよ。」 「いやぁ、私は心配だったんです。 念の為、診察してやってください。  源内先生は私の性癖を知っているでしょう。 こんなに心配したのは初めてです。  本人はなんともない、と言ってますが。」  先生はベッドで僕を裸にして肛門を診察した。 変な器具をお尻に入れて広げて明かりを向けた。 恥ずかしい。今度は薄い手袋をした指で穴の中を探っている。ロジと違って気持ち良くはない。  睾丸の袋を軽く揉んで 「裂傷もないようだが、痛くないか?」と聞く。 「気持ち良くは、ないです。」 正直に答えてしまった。次は仰向けになってペニスを触る。揉んだり握ったり、僕は勃起してしまった。 「終わったよ。元気なおちんちんだ。 また、ロジャーに愛してもらえ。」 源内先生は帰って行った。  僕は診察なのに勃起して恥ずかしかった。 「ロジ、凄く恥ずかしかったよ。」 「ははは、私は子供の頃、源内先生にマスターベーションをさせられたことがある。もっとはずかしかったぞ。10才の頃だ。  元気でよろしい、なんてお墨付きをもらったよ。恥ずかしくないよ。  源内先生は私の事をなんでも知っているから、 ミトの事も知って欲しかった。  大きなモノをお尻に飲み込むミトだから、心配したんだ。」  ロジにペニスを握られてキスした。これが一番好きだったのに、今はまた、アレを,入れて欲しい。恥ずかしくて言えないけど。

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