43 / 61
第43話 白浜ベース⑨
「五月雨、私たちも帰るよ。
もう一度ハグしてくれ。」
ロジはメイ先生を強く抱いた。
「ロジャー、ミトさんを大切にしろよ。
僕は琥珀と結婚出来るまで5年も待ったんだ。
教え子に手を出す訳にいかなかったからね。
つらい恋に男も女もないよ。
自分の手で抱きしめて離さない事だ。」
メイ先生はロジと深い口づけをした。
「ありがとう五月雨。
私は琥珀ちゃんに嫉妬してしまうよ。
おまえを自分のものにしている幸せに、
気付いているのかな。」
「ロジャー、ミトさんが泣き出すぞ。
じゃ、またな。」
ロジは名残惜しそうだった。
「ミト、帰ろう。マイバッハは私が運転するよ。」
「ロジ、運転出来るの?」
「あれは誰の車だ?」
「あ、そうだね。」
「ミトを膝に乗せられないな。
帰るまで、おりこうにしてなさい。」
そう言えばロジはお酒を飲まない。
いつも紅茶を飲む。
大人はお酒をたくさん飲んで酔っ払うんじゃないのかな?
「ロジはお酒、飲まないね。」
「ああ、好きじゃない。
酔っ払ってセックスするのは嫌なんだ。」
家に帰ってきた。
ここはロジの匂いがする。ここが僕の居場所。
「ロジ、あ、そうだ、ロジャー、僕にキスして。」
「また変な呼び方覚えて来たな。」
「ロジャーでいいのに、なんでロジって呼ぶようになったの?」
二人でソファに倒れ込んで抱き合った。
「やっぱり、ウチがいいね。」
「そうだね。ミトお尻触らせて。」
これが好き。ロジに触られるのが好き。
そう言えば、サブと亮も手を繋いで帰って行った。一緒に暮らしてるって言ってた。
二人は清潔な感じがするけど、二人だけの時は僕とロジみたいに野獣になるのかな?なんか可愛いな。
ロジが僕を気持ち良くしてくれる。ロジは筋トレとか一人でしていて結構ストイックだ。
「私の好きな事はミトを愛する事。
それ以外はいらないよ。酒に酔う必要も無い。
いつも、ミトに酔っている。もう女とか触る気がしない。ミトとだったら地獄に堕ちてもいいな。」
ロジとねっとり甘いキスをしてもうペニスが痛くなっちゃったよ。
ロジはハンサムで知的で、端正な顔に少しだけ髭を置いている。唇の上と、顎に少し。
そんなに毛深く無いけど,胸毛がある。
全部,全部好き、大好き。
抱かれて幸せな気持ちからエロティックな気持ちになって来た。ロジの愛撫に馴染んでいる。
ロジだけ欲しい。ロジのモノは入るの。あんなに大きいのに。
「ロジ、ロジ、痛くなっちゃった。」
「固くなり過ぎたのか。悪いペニスだ。
私が食べてしまおう。」
ともだちにシェアしよう!