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第57話 ロジとミト3
口の中を舐め回すキス。
この頃はきついキスをされる。
噛み付くような。
「あ、ロジ、痛い!」
「どこが痛いんだ?」
「僕のペニス。見て、痛いの。
ロジが舐めてくれないと治らない。」
「そういうことか、どれどれ、すぐ固くして悪い子だ。お仕置きにイカせちゃおうかな。」
ロジがペニスを舐めながら扱いてくれる。
「待って、すぐイッちゃったら、つまんない。
もっと焦らして。苛めて。僕に命令して。」
(マゾっ気が出て来たのか。
美少年はいじめたくなる。
私のサディズムに火をつける媚態。
どこで覚えたんだ?)
僕は屈折している。
優しくしてもらいたいのか、乱暴にしてもらいたいのか?
「ロジ、どうしたの、怖いよ。許して。
僕、僕、我慢できない。」
「止めるか?
私に乱暴されたいんだろう。
どうだ、いいのか?」
「ロジ、やっぱり優しくして。」
ホントはすごく感じていた。乱暴にされたいのか、自分でもよくわからないけど、すごく感じるの。
「何でも言うことをきくから許して。」
(ミトは自分でもよくわかっていないのだろう。
私のサディズムに火をつけていることに。
こういう事が好きな人間がいる。
そんなやつに捕まったらミトは離れられなくなろだろう。 私はまだ、サディストにはなりきれないが。)
「もっと苛めて、ロジ。」
僕はこの頃ロジに乱暴にされるのが好きなんだ。ロジにだったら、もっともっとって思う。
ロジの大きな凶暴な男根を入れられた時から
もっともっと欲しくなったの。
壊れたい。壊されたい。自分でも危険な事がわかる。でも優しいだけじゃ物足りない。
「ロジはいつも僕の欲しいものをくれるでしょ。ちょうだい、はやく!」
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