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11 休日と病気と可愛いおねだり5

「助けて……一輝さん……」  大きく温かい胸にしがみつきながら、触り心地の良い一輝のパジャマに涙を染み込ませていく。 「…………っ。どうするか教えるから、パジャマと下着を脱いでベッドに横になって」 「は…いっ」  鼻を啜って、一輝の言う通りにする。パジャマのボタンを外し脱ぎ捨てた後、肌着も取る。 「あ、それは……」 「なに?」 「いや、なんでもない。下も脱いでね」  言われた通り全裸になり、自分のスペースになっているベッドの左側で仰向けに横たわった。まだ腫れ上がったままのそこは、横たわったせいで腹にくっつきそうになっている。  一輝は碧を安心させるように隣で横臥になり、碧の髪を撫でながら反対の利き手でそこに触れる。 「んっ!」 「大丈夫、肩の力を抜いて私に任せて。酷いことはなにもしないから」  そうだ。一輝が碧に酷いことをするはずがない。深呼吸をして、自分を落ち着かせる。  大きくて熱い手が碧の分身をそっと撫でた。 「ぁっ……」  たったそれだけなのに、どうしてだろう勝手に声が出てしまう。恥ずかしくて口元を覆うと手の甲にキスをしてきた。 「声が出てしまうのは当たり前のことだから我慢しなくていいんだよ」 「ほんと…?」 「あぁ。だから目を閉じてリラックスしていなさい」 「は……いっぁぁ」  上下に撫でるだけだった手が碧の物を握りこむ。それだけでズンッとなにかが背筋を駆け上がった。反射的に一輝の手を掴んでしまう。 「大丈夫だよ、怖くない」  耳元で囁いてくる優しい声。碧は深呼吸を繰り返しながら何度も大丈夫と自分に言い聞かせた。  大きな手が大きく上下に動きながら、先端を指の腹で刺激してくる。  キスの時の、あの身体の中からくすぐられる感覚がどんどん大きくなり、なぜかもっとして欲しいように腰が勝手にモジモジとしてしまう。なにかを掴んでないとおかしくなりそうで、シーツを力強く握る。  段々と声も抑えられなくなる。 「ぁぁっ……ぁん」 「それでいいんだよ、碧くん。大丈夫、私に委ねるんだ」 「ゃぁっ……かずきさん、変。なんか、変だよぉ」  腹の奥がむず痒いままそれが大きくなり、今までにない排尿感を感じる。  こんなところでしてしまったらベッドを汚してしまう。 「ダメっ、止めて。出ちゃう……ぁぁっ」 「いいんだよ、そのまま出してごらん。そのためにしているんだからね」  大丈夫と何度も囁かれながら、手の動きが早くなっていく。括れた場所を強く擦られながらの動きにもう碧は我慢できなかった。 「ゃぁぁぁっ……んっ……」  ドクッドクッと導かれるまま、一輝の手の中に出してしまう。

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