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12 新婚旅行と芸術と初めての夜9☆

 強い快楽の余波でフラフラする碧を無理に立たせず、まずバスタブの水を抜く。そしてシャワーで泡を洗い流してから先にバスタブを出て碧を抱き床に下ろす。  たっぷりと用意されたタオルで小さな身体を包み、そのままベッドまでお姫様抱っこで抱えていく。  初夜のためのキングサイズのベッドは固すぎないスプリングで碧の身体を包み込む。  真っ白なシーツに横たわる無防備な身体に、たまらず口づけ今までずっと我慢していた肌の感触を唇でも手でも楽しむ。  夏の間もあまり外出をしなかったため白いままの肌に、所有の証を残していく。 「んっ……ぁぁ」  薄い肌を吸われるたびに碧が甘い声を上げて一輝を悦ばせる。なにをされているのかわかっていないのに、自然と一輝を煽ってくる小悪魔に大人のテクニックを披露する。  肌への刺激で少し力を持ち始めた分身を舐める。 「ひぃっ……ぁぁぁぁ!」  指とは全く違った感触に驚き、背中が浮き上がる。ねっとりと舐め上げ、裏筋をくすぐりながら蕾へと指を伸ばす。たっぷりと解された場所へ、今度はローションをたっぷりとまぶした指を入れていく。 「ぁぁんっ!」  にゅるっと挿ってきた指に腰を跳ね上げ甘く啼く。  どんな仕草も可愛くて、もっと声を上げさせたくて可愛い分身を口腔に含んだ。 「ゃぁぁっ……」  三本の指で中を掻きまわし、吸いながら頭を上下してひたすら彼を啼かせる。快楽に弱い碧はそれだけで分身を大きくし、太ももで一輝の頭をはさみながら嬉しそうに腰を揺らめかせた。腰を揺するたびに蕾から濡れた音が立つ。  碧の細い指が一輝の頭を掴んでもっとと急かしてくる。  上あごに分身の先端が擦れるように頭を動かせば、ひとたまりもないと言わんばかりに声が大きくなる。  本当にどこもかしこも淫らで可愛い。  この淫乱な可愛い妻をもっと味わい尽くしたい、もう我慢したくない。  一輝は碧を追い上げていった。  分身を刺激しながら、指はもっとも感じる場所を擦っていく。複数個所からの刺激に若い碧はすぐに翻弄され、堕ちてあっさりと蜜を放った。  一輝は甘い蜜を飲みこむと、我慢しその瞬間を待ち続けていた欲望にたっぷりとローションを垂らし塗りつけてから、碧の細い足を大きく開かせた。まだ絶頂に弛緩している身体は一輝の手に抗うことはない。二度も急激に絶頂へと導かれた碧も、どこかぼんやりとしている。  一輝は欲望を収縮する蕾に宛がい、ゆっくりとそこを割り開いた。 「ぁぁっ……な…に?」 「今碧とね、一つになるんだ。私のが入っているだけだ」  なにがとは言わない。だが見開いた眼には映っているだろう、一輝の欲望がさっきまで指で解された場所にローションの滑りを借りながら入っていくのが。 「な……んで? ぁぁぁっ」

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