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※シモの表現があります。苦手な方は回避してください。
藪から姿を現したのは、細長い肢体をくねらせながら地面を進むヘビだった。
緑色というよりは茶色い見た目をしている。
へ、ヘビ……? ヘビって犯せるのか???
髪の毛が複数のヘビからなるメデューサなら魔族にもいるが、ヘビの生体なんてオレは知らないぞ。ちなみにメデューサは髪の毛がヘビでも、体は他の種族と変わらないので普通にヤレる。
戸惑うオレの横を、今にもヘビは通り過ぎようとしていた。大きさ……長さは、一メートルぐらいか?
ニョロニョロと進むヘビは、雄なのか雌なのかすら分からない。
しかし……ピンクスライムとしての勘が、オレを動かした。
ゼリー状の体を伸ばし、ヘビに取り付く。
突然体をゼリー状の物体に包まれたヘビは驚いたのか、とぐろを巻き出した。
ふはは、残念だったな、ピンクスライムに物理は効かないんだ!
ヘビがオレを押し潰そうとしているのも何のその、どこかに突っ込める穴はないか探っていく。最悪口でもいいかと思っていると、ヘビのモノを発見した。
いよっしゃぁあああ! コイツ、雄だぁああああ!!!
しかも並んで二つある。ヘビってペニスが二つあるんだな。
ヘビが雄だと分かり、俄然意欲が湧いてくる。
後は穴だ……突っ込む穴さえあれば……。
しばらく体をまさぐり続けていたからか、とぐろを巻いていたヘビは、力が抜けたようにとぐろを解きはじめた。……もしかして催淫効果が出てるのか?
これは面白いと反応を楽しみながら、ヘビの脊椎をなぞっていく。
途中、ピンク色のゼリー状の中に、ぷにょっと何かがヘビから排出された。二つのペニスからではない。これは…………。
コイツ脱糞しやがった!?
ちょっと! オレの体内に何入れてくれてんだ!?
ごく少量だったとはいえ、気分がいいものではないので、ぺぺっと外へ出す。
まぁ小石や土が中に入ったのと大して変わらないんだけど。ゼリー状の体なので、意図せず何かが入ってしまうのは、仕方のないことだった。
しかし脱糞するほど気持ちよかったのか? とヘビをも昇天させられる己のポテンシャルに満足しかけて、ハッとする。
アナル! アナルを見つけたぞぉぉおおお! これで突っ込めるぅぅううううう!
脱糞するには穴が必要だ。見事後孔を見つけることが出来たオレのテンションは、一気に上昇した。
今世はじめての獲物だ。
催淫効果どころじゃない快楽を覚えさせてやる!
意気揚々とヘビの後孔を探り、鼻息を荒くする気分でいざ挿入を試みた。
あ、あれ……? ピンクスライムの肉棒ってどこ……?
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