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 ピンクスライムを飲み込んだことで催淫効果が過度に現れることになった赤毛の青年は、顔を上気させながら自分の体を抱き締めている。おっ、こいつ肌が褐色だな。レイが色白なのもあって、ブラウンの肌色には新鮮味があった。 「はっぁ……な、に……ぅんんっ」  もしかしてコイツ、ピンクスライムに遭遇したのははじめてか?  赤毛の青年は、見た感じ二〇代前半。大人の玩具として広く使われているピンクスライムだが、そのおかげで自然にエンカウントする確率は大分と減っている。  話には聞いたことがあっても、実際に遭遇したことはなかったのかもしれない。  それに青年は大人の玩具や媚薬に頼らなくても楽しめるお年頃だ。  体が火照り、感覚が敏感になることすら未経験かもしれなかった。 「ぁ……ぁあ……お前、なに、をっ……くっ」  どうやら体の異変の原因がオレであることは気付いているらしい。一番の原因はお前がオレの一部を飲み込んだからだけどな!  敏感になった肌は、着ている服の衣擦れでも快感を覚えるのか、青年は問い質しながらも、快感に耐えようと頭を地面に擦りつける。  オレはといえば……こんな楽しそうな機会を、見逃すはずはなく。  ヌルリとゼリー状の体を青年の服の中へ潜り込ませた。 「なっ! やめ……っ……くぅ……うご、くなぁぁあっ」  折角だから、存分に快楽を教えてやるぜ!  レイは下半身から責めたので、赤毛の青年は上半身を重点的にいじることにする。  まずは手始めに乳首からだな。おー、おー、既にビンビンじゃねぇか。  胸板はさほど厚くないものの、褐色の鍛えられた胸にあるツンツンと果実の種のように硬くなった先端に吸いつく。すると青年は(いなな)き、地面を跳ねた。 「はぁぁぁんっ! ぁあ……うそ、だ……こんなのでっ……ふっぅぅ」  大きく背中を反らせながら青年は戦慄く。  とうとう耐えきれなくなったのか、彼は自ら下着の中へ両手を差し込み、そして問答無用で竿を扱き出した。 「ふっ、ふっ! くぅぅん、ぁ……あっ! あぁ!」  赤毛の青年が快楽に酔いしれる間も、オレは彼の乳首を吸い続ける。途中、果実の味が染みついた種を味わうように、コリコリと尖った先端をもてあそんだ。 「あひっ、やめっ……! あっ! あん! もう……こんなっ、だめ、だっ……! はぁん! あっ、あっ、あっ!」  チュブチュブとゼリー状のオレの体が青年の胸で踊る。  一方青年も、自身から溢れるカウパーで水音を立てていた。 「こんな……っ………こんなのでっ……ふっ……ぅ、ぅうううっ!」  青年の腰が震え、腹が満たされるのを感じる。  彼から放たれた精液は、地面にシミを作った。

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