32 / 59

030

 どうやらヘビは、アッサムに剣が突っ込まれるなら、レイには自分だと思っているらしい。単にヘビも混ざりたいだけかもしれないが。  それもいいだろうとヘビをゼリー状の体で包むと、彼は満足げに身を委ねる。 「ま、待てっ! アッサムにはこれ以上っ……っんぉぉ!」  はいはい、折角だからレイの下の口から閉じていこうなぁ。  棒状になったヘビの尻尾をレイの蕾へと挿入した。覚えのある感覚に事態を察したのか、やめろとレイは首を振る。 「ダメだっ……奥、はぁっ……くっ……ぅんん! あっく……ふっ……!」  ズルズルと直腸を犯されていく感覚に、レイは身悶えた。  相変わらず顔はヒゲもじゃだが、頬を真っ赤にしながら瞳を潤ませている姿は、とても可愛げがある。 「レイ様……! このっ……魔物めっ!」  ピンクスライムですが、何か?  レイの声音が変わったことでアッサムが睨んで来るが、上気した表情では意味をなしていない。  そんなに急かさなくても、ちゃんと相手してやるよ。  レイへの挿入を続けながら、刀剣の柄をアッサムの蕾に当てた。  途端にアッサムは焦り出す。 「なっ!? それは!? やめろっ……くぅっ、あっ! いや、だぁ……!」  またまた、期待してたクセに。これが欲しくて仕方なかったんだろ?  ピンク色のゼリーの力も借りて、刀剣の柄は簡単にアッサムの中へと飲み込まれていく。 「いや、いやだぁ……! あっ……ん! いや……っ……はっ、あぁぁん! ゴリゴリする、なぁ……!」  よほど硬いのがお気に召したのか、言葉とは裏腹にアッサムの蕾は大きく口を開いた。  訴えを無視してグルリと柄を回せば、アッサムは呆気なく快楽落ちする。 「はぁあん! いいっ、やぁあ! かんじっ……感じ、過ぎ、るの、こわいぃ! あっ! あっ! らめぇ……っ! いいっ、イクっ……イクぅん!」  ヨダレを垂らしながら喘ぐ姿は見覚えのあるものだ。やっぱり期待してたんじゃねぇか。  アッサムは背中を大きく反らせ、持ち上げられた股間は、既にカウパーでびしょびしょになっていた。髪色と同じ赤い陰毛でさえしっとりと濡れている始末である。  この好きものが。  催淫効果もあるだろうが、淫乱の素質も持っているに違いない。  しかしアッサムが啼いてくれるおかげで、レイもつられて声を上げ出した。 「はっふ……ぅんん! あっ! あぁ……! それ、以上、はっ……! おくっ、やめっ……ぁああ! 頭が、おかしくっ……なる……!」  ヘビの体を下の口で飲み込んだレイは、力が抜けたのか背中を地面に着ける。そのまま頭を振り乱したおかげで、伸ばされたままのグレーの髪に土がついた。  うん……本当は二人とも、オレの肉棒で可愛がってやりたいんだがな。  レイとアッサムの嬌声が重なるのを聞きながら哀愁を感じる。  今は物に頼るしかないオレを許して欲しい、と……。 「あぁん! かたいっ、硬いのっ……感じちゃっ……あっ、ぁぁああああっ!」 「ふぅ……っ……ぅぅっ……やめ、中で、動くっ…………ひっ、んおぉぉ!」  しかしながら体を痙攣させながら放たれる二人の精気は、極上においしかった。

ともだちにシェアしよう!