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どれくらい時間が経ったのか、すっかり夜の帳は下りていた。
窓から見える外は真っ暗だ。街灯の光も消えていることから、結構な時間が過ぎていることが窺える。
なら、そろそろいいかな? とゼリー状の体をゆっくり伸ばす。
ふふっ、やっとだ。やっと今世でもオレの肉棒を披露することが出来る!
待たせたな! お前らっ!!!
場所を変え、意気揚々と二つ並べられているベッドの真ん中に陣取った。ピンクスライムの体の中心はそこで固定し、腕を伸ばすようにレイとアッサムに向けて体を広げていく。
オレの体がレイの足を撫でると、少し彼は身じろいだ。
「ん……」
片やアッサムはゆっくりと瞼を上げる。チッ、起きるのが早いな。
「ぁっ、お前っ! むぐっ!?」
もう少し寝込みを襲うシチュエーションを楽しませなさい。
鼻を塞いでしまわないよう気をつけながら、アッサムの口を覆う。以前のことがあるので、彼がオレを飲み込むような愚行は再現されなかった。
でもまぁ起きたのなら、起きたで楽しませてもらおう。
レイのズボンの裾から侵入させた体をゆっくり彼の中心へ向かわせながら、逃げられないようアッサムの股間を鷲掴む。
「んぐぅー!」
ビクンッと大きく背を反らせて跳ねるアッサムは何度見ても飽きない。
そうだ、少し試してみるか。
アッサムの股間を握ったことで主導権は得られたので、口を覆っていた体をズラしながら、先端に少しだけ硬化魔法をかける。ふふふ、こうすることで舌の形を模倣出来るのだ!
「はふっ……ん、れろ……な、に……? んんっ」
よし、上手くいった! 想像通り先端に硬さを持たせることに成功する。
作ったピンク色の舌をアッサムの口に入れれば、彼は自然とそれを舐め回した。アッサムからしてみれば、突然飴が入ったきたような感じだろう。
「ちゅっ、れろ……れろ……ぅん、何だ、これ……?」
硬化したオレの体だとはすぐに理解出来ないのか、アッサムは先端をしゃぶり続けた。
今の内にと、寝ているレイの体を撫でる。
ズボンの中を這い上がっていく道中は、トンネルをくぐってるような気分だ。
幅のあるトンネルを進むと、下着という新たなトンネルが出現する。
しかしレイは比較的ゆったりとした下着を身に着けているので、そこもすんなり通過することが可能だ。
すぐに弛緩したレイの肉棒が見えた。服を脱がさず、裸体を観察出来るピンクスライムって素敵。視点を変えれば、レイの服の下で動いてる自分を見ることも出来る。
全裸でアヒアヒ啼かすのもいいが、着衣エロをオレは推していきたい。
これはおいしそうだなと、ゼリー状の体でレイの肉棒を包み込むと、流石にレイも目を覚ました。
「ん……んん? あぁ……腹が減ったのか……?」
それもある。しかしレイはオレの行動に慣れ過ぎじゃないか?
そんな余裕はすぐに消し飛ばしてやるけどな! ヌルンッと二人同時に後孔へ体を挿入する。
「はぅっ……ぅぅっ、ん! 何度、やっても……この、感覚は、慣れない、な」
「ぁく……ぁ……レイ、さま……」
レイが起きたことに気付いたアッサムがレイに目を向けるものの、すぐに顔を反対側へ反らした。こんな状況に陥っている自分に羞恥を感じたらしいが、もう何度目だよと思う。
恥ずかしがってくれると感度もよくなるから構わないけど。
そして二人の後孔を埋めるピンクスライムの質量が増す度に、オレの気分は否応なく上がっていった。
さぁ、お待ちかねのメインタイムのはじまりだ……!
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