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「ひぃ……ぅん、ぅぅん! ぁっく……おく……っ」
「あぁ、奥まで穿ってやろうな」
既に下半身では欲望がヘビのようにとぐろを巻いていた。
今回出番はないので、肩にいるヘビには大人しくしているよう伝える。物分かりのいいヘビは、頷くように頭を下げると目を閉じた。寝て過ごすつもりか。
じわじわと皮膚に汗がにじむのが心地いい。
ときには不快さを覚える感覚も、ピンクスライムの体では感じられなかった分、新鮮だった。
熱が滾り、玉になった汗は流れ落ちる。……そうだ、オレはこれを感じたかったのだ。徐々に熱が蓄積され、奔流となって身の内を暴れる感覚を!
肉棒も一緒になって張り詰め、その表面に血管を浮かび上がらせた。
中で更に質量を増したオレに、レイは机に頭を擦りつけながら喘ぐ。
「あっ……は! ぁあ……! 大き、いっ」
そうだろう、そうだろう。やはり肉棒は怒張してからが本番だよな!
最初の一発と言わんばかりに力強く腰を打つと、レイは荒々しくツバを飛ばした。
「ぁひんん! ひっぅ……! あっ、あっ……! 奥、大きいの、壊れ……っ」
「まだまだこれからだぞ?」
何せ死んでからなかった出番に、オレの肉棒もヤル気に満ちている。
打たれた衝撃で力が抜けたレイの両膝を持ち上げながら、問答無用に腰を前後に動かした。ゼリー状の体のおかげで、抽送はスムーズだ。
「あん! あっ! あっ! は、はげしっ……んぁあ! あっ!」
パンパンッと肉を打つ音が響く。
中でレイがオレを締め付けるが、快楽への起爆剤にしかならない。
力強く押し込めば、冷たい机の上をレイの体が滑った。逃げてしまう彼の体を捕まえ、少し腰を離してはまた挿入する。
打撃音にいやらしい水音が混ざるのを聞いて、自然と唇を舌で舐めていた。
「ふっ、これ、は……止められない、な……っ」
「あぁ! ん! あっ、あっ、あっ……!」
抽送の間、レイの口からは嬌声しか上がらない。感じ入ってるのが如実に分かり、更にオレを調子づかせる。
目に涙まで浮かべているのを見て、その目尻にキスを落とした。
音を立てて唇を離すと、レイの視線がオレをとらえる。
「んんっ! スズ、イロ……っ……ぁあ! すき……好きぃいっ!」
とろりと溶けた瞳と目が合った。
その瞳に応えるようにレイの臀部を掴み、蕾が見えるように広げる。
完全に熟れた後孔は、オレを抱き締めて離さない。
「これが好きか?」
わざと肉棒を暗に示し、腰をグラインドさせた。
肉壁をえぐられたレイが肩を震わせる。
「んぁあ! ちが……っ……スズイロ、スズイロがっ! 貴方のことが、好きっ、あっ! あぁ!」
「そうか……てっきり、オレの肉棒が……好きで堪らないのかと思った」
「なん、でぇ……そんなっ、いじわる……っ」
「オレの肉棒も、好きだろ……?」
『肉棒も』な? そう問いかけるとレイは素直に何度も頷いた。
「好きっ、好きだ……っから! もう……イクッ」
「イッていいぞ?」
前までなら、とっくに果ててるだろうに。
何故かレイは、イクのをしきりに我慢しているようだった。
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