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第15話
「気持ち良くしてあげるから」
弄っていると徐々にそこは膨らんできて、窮屈そうになってきた。そのため三笠は、蒼空のベルトを外しズボンを脱がせた。
「は、恥ずかしいです……」
まるで少女のようなことを言う蒼空の顔は、真っ赤に染まっている。
「大丈夫」
そう宥めながら、三笠は蒼空の手を摩った。
蒼空の前にしゃがんだ三笠は、彼のものを手に取り口付けた。
「あっ……」
少しの刺激でも蒼空は反応を見せる。それを見た三笠の熱も一気に上昇した。
蒼空の中心を扱くと分かりやすく熱を持ち始める。蒼空が感じているのかと思い、三笠は口に含み上下させて口淫を開始した。
柔らかかった口内のものはほどなくして硬さを持ち、燃えるように熱くなってきた。
「三笠さん……もう俺……ダメ……」
硬さが増して行くのが分かり、三笠は蒼空が感じてくれていることが嬉しかった。 自分の心を慰めようと始めたことだったが、いつの間にか蒼空に奉仕することが目的になっていた。
「出しちゃっていいよ」
「で、でも……」
「気にしないでイッていいから」
三笠が既に上向いている手の中のモノを口も使い扱くと、蒼空は口内に全て吐き出した。
「ご、ごめんなさい!」
蒼空が放ったものを、三笠は全て飲み下した。
「何で謝るの?俺は感じてくれて嬉しいんだけどな」
「で、でも……」
「君の、美味しかったよ」
蒼空を見上げると、彼は目を丸くしていた。
「お、美味しかった!?」
「うん。不思議だよね」
三笠が微笑みかけると、蒼空は僅かに思案して口を開いた。
「お、俺も……やらせてください」
そう呟いた蒼空の顔は真っ赤だ。意を決した蒼空は三笠を立たせ、自分はその前に立つ。
「え、む……無理しなくていいのに……」
正直、こうなるとは思っていなかった三笠は戸惑った。かえって自分の方が心臓がバクバクしてしまうではないか。
「大丈夫です。それに、ソレ、そのままにできないですよね?」
実は三笠の股間は既にパンパンに張り詰めていた。トイレで処理することくらいできるのだが……。
「でも……さ……」
「お返しはちゃんとしたいんです。俺に任せてください」
蒼空はしゃがむと三笠の前をくつろげて、中心のものを手にした。
「いきますね」
律儀にそう言うと、蒼空は手の中のものを食んだ。
「大きい……」
感慨深げに呟くと、美味しそうに頬張る。
「あっ……」
蒼空は意外にもテクニシャンで、つい声が漏れてしまう。
「な、何でこんなに上手いの?」
その言葉に蒼空は微笑んだ。
「ん……もうヤバい……」
既に興奮していたからか、三笠は程なくして蒼空の口の中で果てた。誰にされるよりも興奮したのは、確かだ。
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