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第76話

この半年で、 蓮ちゃんの底抜けの情熱は、イヤってほど身体に教え込まれてる。 「たぶん」なんてセリフを言って人とはは思えないほど、 その最中の蓮ちゃんは、 はじまってしまえばとても積極的で本能的で官能的なのだった。 どうしてネクタイを外すだけの仕草があんな空気になっちゃうのかが、 いまならわかる。 「ゃあっあ、あっ・・ぁあ、っ・・だぁぇっ・・ゃ・・だっ・・」 気づけば横向きにベッドに寝かされて、 片脚を立てた格好で 後ろからオクを突かれる。 無意識に 自分から腰を蓮ちゃんの方へ突き出して、 蓮ちゃんの動きに合わせて腰をふると やっぱり、エプロンの布にふるふる先っぽがこすれて、 その弱い刺激が逆に全身を敏感にさせていく。 「はあっ・っあ・・っ・・んっ・んっ・ーー・・・っ・・・」 すると いつの間にか蓮ちゃんは意地悪く、動くのを止めちゃうから、 オレは文句を言うより先に 欲しい刺激を追いかけて、今度は自ら腰をくねらせる。 もっと強い刺激を求めて、 やっぱり思わずソレを握ろうとすると、 今度は蓮ちゃんがそれを許してくれなかった。 「はっ・・だ・・っ・・も・・っ・・まえ・・さわ・・っ」 「だめ」 手首を握られたまま、短く言われて そんなオトにも腰がうずいた。 「ゃ・・っ・・なぁ・・っぁ・・ん・・」 手を使うことを禁止されると、 どうしたって腰を強く振るしかなくなる。 「可愛い・・杏野」 後ろから 蓮ちゃんの唇で耳たぶを刺激されて オレは瞼をぎゅっと閉じると繋がるソコの刺激に 意識を集中させた。 「はっ・・ぁあ・・っ・・」 気持ちよくなりたくて必死で腰をふる。 すると突然、蓮ちゃんが乳首をつまんでぎゅうっとした。 「っ・・ーー・・・っ・・・」 突然やってきた強い刺激に、 もうあっという間にイってしまう。 ナカでイきながら、白い液体がタラタラとだらしなく垂れるように溢れると、 その液体はエプロンに滲んで、ベッドのシーツにもシミをつくった。 「溜まってた?」 「はぁっ・・も・・ばか・・・」 溢れたその白く濁る液体の量を見て、 蓮ちゃんはヤラしくそんなことを言う。 去年、初めて繋がったとき以来、結局はずっと、オレがこっち側だ。 オレはどうしても蓮ちゃんに突っ込む気にはなれなかったし、 いまではもうそんな場所でずいぶん・・・ 気持ちが良くなれるカラダになってしまったし・・・ 「・・ちょ・・っそれゃだ・・やだって蓮ちゃ・・」 「杏野はときどきウソつきだよな。」 「だって・・っ・・・」 腰の下に枕を入れられて腰の位置が高くなる。 すると両脚は勝手に広がってしまってそのアナは、 パクパクとまるで物欲しそうに、いじって欲しいと動いてしまう。 そんな姿はあまりにはしたなくて恥ずかしい。 そうして、蓮ちゃんはいっさいの遠慮なく 舐めるようなイヤらしい視線で、太くて硬い蓮ちゃんを待ちわびる、 そんなトコロをアツく見つめるのだ。

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