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ローションガーゼ※

「それ、もうやだ」 涙声で志貴に言うが「嫌なことしなきゃお仕置きじゃないんだって」と鼻で笑われた。 が、志貴は少し考えた後に「他にも使いたいものがあるし、いいか」とそれを机の上に置いた。 そして白い布とローションを手に戻ってくる。 ガーゼか? 先ほどの器械と比べるとかなり見た目の攻撃力が低い。 それを一体どう使うんだ? 俺が不思議な顔で志貴の手元を見ていると 「優聖はこれの使い方知らないんだ」と バカにしたように言ってくる。 「あいにく、変態じゃないんで」 と、俺はまた歯向かう。 これが良くないと分かっていても、弟にマウントを取られるとムッとしてしまう。 ガーゼにローションを馴染ませ、志貴はそれを先ほど吐精したばかりの俺のそこに当てた。 「え?」 まさか… と、すぐにこれから起きることを理解し、抵抗しようとしたが、たった一擦りされただけで、剥き出しの神経を擦られるような快感が走った。 「ああああっ!?」 辞めてほしくて首を激しく振るが、亀頭を撫でるように左右に動くガーゼは止まらない。 「やだっ、辛いっ!やめてっ」 何が出ているか分からないが、俺のそこはバカになったように液体を吐き出している。 内腿が震えて、痙攣しているみたいだ。 喘ぎ声なのか泣き声なのか分からない声を上げながら、早く志貴の手が止まることを待つ。 「ははっ、すご…。これ、こんなふうになっちゃうんだ」と志貴が楽しそうな顔をしていたが、俺は奴の顔を見るの余裕なんかない。 志貴の手が止まった後も、俺は強すぎた刺激の余韻で体の震えが止まらなかった。 下はよく分からない体液でびしょびしょだし、顔も涙やら鼻水やらでぐしゃぐしゃだった。 うわごとのように「ごめんなさい」と言いながら泣くことしかできない。 「ごめんなさいっ。もっ、辞めてください」 「こんなふうに泣いてお願いする相手、俺くらいしかいないよね?俺だけの優聖」 志貴が泣いている俺の顔に手を添え、そっと涙を拭った。 ようやく解放されるのか…?と志貴を見上げる。 「いいよ。許してあげる」 「ほんと…?」 「でもね、優聖だけ出してずるいよね」 「…、へ?」 俺を慈しむように微笑んでいた志貴が急に怪しい笑みを浮かべ、自分のそこをくつろげた。 まさか… 「ぐずぐずになった優聖の中、楽しみだな」 「やっ!やだっ!!謝ったじゃん!なんでっんんっ!?」 抵抗も虚しく、志貴の固いそれが俺の後孔をこじ開けて入ってくる。 前よりも簡単に受け入れてしまうそこが、何度も志貴も交わっていることを思い出させる。 「やばっ。前より馴染んできたね」 「やだっ!抜いて!!」 「そういうこと言うんだ?もう一回、こっちを可愛がってあげてもいいんだよ?」 何度も吐き出して、すっかり萎えてしまったそこを志貴に捕まれ、先ほどの恐怖が蘇る。 またあれをされたら…    「ご、ごめんなさいっ」 「うん。そうだよね。俺が許すって言うまで謝れば?」 「うっ…、ひぅ…、ごめっごめんなさいっ」 何度も泣きながら謝罪しながらも志貴に体を揺さぶられる。 「優聖、ドMなんじゃない?謝るたび締まるんだけど」 「ごめっなさっ…」 「あー、もう何言っても聞こえないか。ほんと、淫乱で心配になる」 志貴がごちゃごちゃ言っているが、自分の謝る声や与えられる苦しい快感で訳がわからなかった。

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