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放置※

「全部入った」 志貴の声に俺は恐る恐る自分の陰茎に目を向けた。 先端から輪っかだけが出ている。 この輪っかのおかげで、全部入れても引っ張って取り出せるのかと納得した。 「自分のちんこじゃないみたいだね」 志貴が笑って俺のそこを弾いた。 「あっ!?っ、やめろ!」 「優聖?口のききかた分かってる?」 志貴の表情がスッと無くなるのを見て、俺は慌てた。 「あっ、ごめっなさい…。そ、そこキツイから、今は触らないでほし…いぅっ!?」 急にズルズルとプジーを抜かれて、俺は背中を逸らしてその衝撃に耐える。 射精するときの何倍も、出している感が強い。 が、志貴は抜き切らずにまた根元までプジーを戻した。 「あああっ」 戻ってくるときは、今まで経験したことのない感覚が腰に走る。 腹の中の1番気持ちいいところを、両側から推されているみたいなイキ地獄だ。 俺がずっと体をひくつかせているのを、志貴はじっと見ている。 早く解放して欲しい。 「あっ…、やだぁこれぇ、ずっと辛いぃ。 じぎっ、だすげでぇっ…」 喘ぎすぎて掠れた声で、泣きつくが、全く自体は好転しない。 「喉乾いたでしょ?飲み物買ってくるね」 あろうことか、志貴が部屋から立ち去ろうとする。 このまま放置は流石に無理だ。 「やだっ!ねぇ!これ取ってよぉ」 出ていく背中に泣き叫んだが、俺は無事、イキ地獄のまま部屋に残された。 ずっと気持ちのいい波のようなものがきていて、たまに全身を震わせるような大きな快感がくる。 確かに射精してばかりも辛いけど、今の俺は今すぐにこの栓を取ってイキたかった。 どれくらい経っただろう… 口からはずっと獣のようなうめき声が漏れている。 志貴がコンビニの袋を下げて戻ってきたら。 「あっ。んあぁっ、志貴ぃ…、助けてっ」 シラフだったら恥ずかしすぎて頭を抱えるところだけど、今は射精のことしか考えられない。 手足についた手錠をガチャガチャ鳴らしながら、俺は腰を振ってなんとか栓を取ろうとしていた。 「うわっ…。まさかこんなに淫乱落ちするとはね。前立腺調教って怖いね」 自分でやったくせに、志貴は少し引いていた。

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