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うそつき※

「あーあ、前も後ろも真っ赤に腫れてる。 流石に可哀想だから取ってあげるよ」 そう言いながら志貴がこっちにくる。 俺は期待でさらに腰をヘコヘコしてしまう。 まるで発情期の犬だ。 志貴の指が俺の陰茎から出ている輪っかにかかる。 ああ、やっと出せる。 ずるずると、隙間から精液を漏らしながらプジーが抜かれていく。 「あああっ、んおおお」 下品な声を漏らしながら、長い射精感のようなものを味わう。 「なんてね」 志貴がそう冷たく言い放ち、抜く時とは比べ物にならないくらい早く、プジーを戻した。 「うぁぁぁぁぁ!!?」 思いもよらない刺激に、俺は絶叫した。 「やだぁっ!!もうやだ!!!ちんちん痛いのっ、志貴ぃぃぃ」 言葉使いもまるで子供みたいになっていた。 「あー、可愛い。情けなくてかわいいね、優聖。 こんな姿、女の子に見せられないよ?」 「うっ…、ううう」 期待していた分、裏切られた気持ちになって俺は号泣した。 それなのにソレは真っ赤なまま勃起しているのが情けない。 少しずつ、白い液体も漏れ出してる。 「はははっ。泣き出しちゃった。 可愛いね、優聖」 語尾に音符がついているのではないかと思うくらい、志貴の声は機嫌がいい。 おもむろにプジーが抜かれた。 「ひうっっんんんん」 今度こそ、長い長い射精が起こる。 ゆっくりと止まることなく精液が流れる。 「ちんちん壊れちゃったぁ、ふぇぇん」 俺は意思に関係なく、自分のソコから流れ出る体液を見て、怖くて泣いてしまった。 「美味しそうだね」 志貴が俺のソコを口に含み、流れ出る液体を啜っている。 ちゅっとリップ音を立てて、俺の陰茎を吸い上げると、口を離した。 尿道の中の精液を吸い取られる感覚に、軽く腰が跳ねた。 「うす…」 志貴が味わっている… 俺は羞恥で顔が真っ赤になった。 「まだ足りないけど、時間はあるし、今の所は休ませてあげる」 志貴は上から言うと、エネマグラも俺の肛門から抜き取った。 「あんっ」 自分の媚びた気色悪い声にも、もうそれほどの抵抗感はなかった。 「いちいち反応が可愛いんだよね。 俺は休ませてあげるって言ってるのにこれ以上煽ったら、優聖が死んじゃうよ」 志貴が愛しむような顔で俺の頬に触れる。 「煽ってなんかない」 そう言った俺の声は自分でも驚くくらい掠れて、力がなかった。 1ヶ月分くらい、射精した気がする。 マジで休ませてほしい。 俺はもう何を言っても志貴に悪い影響を与えると思い、目を瞑った。 疲れ果てた体は、すぐに眠りに落ちた。

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