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第21話 ミカド②

 ハジメはジェロニモしか知らない。性体験はジェロニモだけ。従兄弟のスグルとは、キスして抜き合いをする。これはセックスではないだろう。    ミカドは経験が豊富なようだ。可愛い顔をして甘えてくるが、いろいろな事を知っている。リードするのはミカドだ。  風呂で甲斐甲斐しく身体を洗ってくれた。 「僕、解すからベッドで待ってて。」 ハジメがいきなり抱きしめる。 「俺がやってやるよ。おいで。」  裸のままのミカドを膝に乗せて抱きしめた。 「俺の膝の上にうつ伏せになってお尻を出してごらん。」  いつもジェロニモにしてもらった事を、ミカドにするのは不思議な感じだ。  ジェロニモに開発された同じ所を弄ってみる。 「あ、ん、そこ。もっと奥まで指を入れて。」  ローションをたっぷり取って後孔を探る。もう開いて待っている。 「ミカドはビッチなんだね。」 「そう、好きなタイプだと燃える。 嫌いなやつには触らせない。ハジメは好き。」  ミカドを触っていると、また自分の逸物が元気になって来た。 「俺は今から野獣になる。」 「嬉しい!僕に興奮してくれてるの? 僕ってエロい?僕もやりたい!僕も欲しい。」  絡みついて来るミカドに、ゴムを付けて少しずつ入っていく。 「すげぇキツイな。」 「はあーすごい。全部は入らないね。 ハジメの太くて長い。」  身体を抱きしめて支えながら後ろから少しずつ入れていく。 「あ、あー気持ちよくなって来た。」  ミカドの身体を考えてあまり無理はしないように、でも全部中に入れたい。 「おまえ可愛いな。」  他の奴ともやっているのかと思うと異常に興奮する。 「ああ、イク。」 「僕も。」  後ろから入れて抱きしめて、手はミカドのペニスを扱いている。 ハジメが中で射精した瞬間、ミカドも白濁を溢れさせた。  二人で重なってうつ伏せになった。後ろから抱きしめている心地よさ。  また、首筋に舌を這わせて優しくキスした。

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