21 / 74
第21話 ミカド②
ハジメはジェロニモしか知らない。性体験はジェロニモだけ。従兄弟のスグルとは、キスして抜き合いをする。これはセックスではないだろう。
ミカドは経験が豊富なようだ。可愛い顔をして甘えてくるが、いろいろな事を知っている。リードするのはミカドだ。
風呂で甲斐甲斐しく身体を洗ってくれた。
「僕、解すからベッドで待ってて。」
ハジメがいきなり抱きしめる。
「俺がやってやるよ。おいで。」
裸のままのミカドを膝に乗せて抱きしめた。
「俺の膝の上にうつ伏せになってお尻を出してごらん。」
いつもジェロニモにしてもらった事を、ミカドにするのは不思議な感じだ。
ジェロニモに開発された同じ所を弄ってみる。
「あ、ん、そこ。もっと奥まで指を入れて。」
ローションをたっぷり取って後孔を探る。もう開いて待っている。
「ミカドはビッチなんだね。」
「そう、好きなタイプだと燃える。
嫌いなやつには触らせない。ハジメは好き。」
ミカドを触っていると、また自分の逸物が元気になって来た。
「俺は今から野獣になる。」
「嬉しい!僕に興奮してくれてるの?
僕ってエロい?僕もやりたい!僕も欲しい。」
絡みついて来るミカドに、ゴムを付けて少しずつ入っていく。
「すげぇキツイな。」
「はあーすごい。全部は入らないね。
ハジメの太くて長い。」
身体を抱きしめて支えながら後ろから少しずつ入れていく。
「あ、あー気持ちよくなって来た。」
ミカドの身体を考えてあまり無理はしないように、でも全部中に入れたい。
「おまえ可愛いな。」
他の奴ともやっているのかと思うと異常に興奮する。
「ああ、イク。」
「僕も。」
後ろから入れて抱きしめて、手はミカドのペニスを扱いている。 ハジメが中で射精した瞬間、ミカドも白濁を溢れさせた。
二人で重なってうつ伏せになった。後ろから抱きしめている心地よさ。
また、首筋に舌を這わせて優しくキスした。
ともだちにシェアしよう!