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第54話 スサとミト
二人の夜が更けていく。畳の部屋に和風の夜具。艶やかな綸子の布団が艶めかしい。
「ミト、綺麗な身体だ。」
スサは優しい手つきで身体を撫でまわす。ミトは初めてのように身体が震えて来るのを止められない。
腕に抱かれて髪を撫でられる。ひたすら可愛がられているようだ。
これから激しく愛し合うと思えない。
いつのまにかお互いに生まれたままの姿で抱き合っている。
「ミトの肌がスベスベで気持ちいいよ。
もう男を知っているんだね、こんなに初心な感じなのに。
ロジャー先生にいつも愛されているんだ。」
「言わないで。スサだってたくさん恋人がいるって言ったじゃない。」
きつく抱きしめられた。
「俺たち、不倫になるのかな?」
「ロジャーは知ってるよ。
公認だからここに来たんだ。」
「ロジャーって、そんな人なの?」
スサの肩に唇を付けて滑らせた。肌が滑らかで気持ちいい。
「ミトの肌が気持ちいい。綺麗な肌だ。」
「僕もスサに同じ事思った。」
スサが覆い被さってきた。顔中、口づけの嵐。
胸の突起が見つかった。
「わぁっ。」
思わず声が出る。
スサの舌が乳首から下に滑って行く。裸の脇腹からペニスにたどり着く。
「わ、恥ずかしい。」
「恥ずかしくないよ。もっとエロい事しよう。」
ペニスを吸われて身体がビクッと震えた。
「僕もスサの舐めたい。」
「ダメだよ、まだあげない。」
うつ伏せにされて後孔を舐められた。
しつこく舌を入れて来る。恥ずかしいけど気持ちいい。いつもそこは慣れない。初めての気分だ。
ローションでヌルヌルの指を入れて来た。思わず腰が引ける。
ギュッと抱きしめられて
「大丈夫、力を抜いて。ミト、息をして。」
慣れた誘導に力の抜けた瞬間,指が2本入って来た。
「俺の、握って見て。」
握ると
「これ、入れても大丈夫か?」
こんなに焦らされて段階を踏んでされた事がなかった。
息を吐くと一気に抜かれて、ゴムを付けたスサの逞しい逸物が入って来た。
「ひゃぁ。」
声が出てしまった。両手で腰を掴まれて、奥まで貫かれた。
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