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 ストラスが自分の股間を見ていたため、苺も少し見てみると、浴衣の間から見える下着が大きく突出してした。 「す、すまん。苺の愛らしい顔と声を聞いているうちに、段々と……」 「謝らないでください! 何も悪くないです」 「……続きを、してもいいか?」  ストラスは物欲しそうな目で苺を見つめた。苺は頬を赤くし、ゆっくりと頷いた。  二人は向かい合ったまま、口づけをした。ストラスは胡座をかいている部分を跨いで座るように苺へ伝えた。苺は大股で膝をつきながら、跨いだ。そして、ストラスに誘導されるように、体を密着させ、ストラスの背中に手を回した。  苺は膝をついて、半立の状態でストラスの胸に身を任せる状態となった。 「これなら怖くないだろうし、大丈夫だろう」 「これだとストラス様に顔を見られてしまい、恥ずかし――ぃひっ!」  苺が照れている間に、ストラスはオイルを手に取り、手を苺の股にくぐらせ、秘部を中指でグリグリと刺激を与えた。苺は驚き、思わずストラスにしがみついた。 「ゆっくりとやるから、安心しろ。私に掴まっていれば良い。口で深呼吸すると良いらしいぞ」  再び解すように、ストラスは丁寧に指を動かした。苺はストラスに言われた通りに、口で深呼吸した。そうすると、徐々に秘部が緩み、ストラスの中指がズブリズブリと少しずつ入ってきた。 「あぁっ……、ゆ、指が……、はいっ、入ってきてる。こ、怖い……」 「大丈夫だ。私がいる。怖くなったら、私の顔を見るなり、口づけをすれば良い」 「わ、分ってはぁっ……いるんですけど、んんっ! 中にストラス様の指がぁ……」 「力を抜け。安心しろ。苺の中は凄く温かくて、私の指を締め付けてくる。……恐らくこの位置が前立腺だったか?」  ゆっくりであったが、苺の中にストラスの中指が飲み込まれた。ストラスは解剖学を思い出し、苺の前立腺を探った。そして、コリコリと触れる箇所を見つけると、小突くように指を動かした。  ストラスが苺の前立腺を小突くと、苺は体を仰け反り、喚声をあげた。 「――んひぃ! そ、そこは駄目です! 突かないで……」 「ここは快感が得られる部位らしいぞ? 突くのがそんなに嫌か。仕方ないが、他の方法を試すか」  ストラスは小突くのを止め、次は指の腹で押し込むように圧を加えた。苺は足をガクガクさせながら、よがり啼いた。苺は悶えながら、ストラスの顔を見て、首を大きく横に振った。  潤んだ瞳に、口角から涎を垂らし、トロンとした表情で訴える苺が艶めかしく感じ、ストラスは稲妻が走ったかのように、自身のいきり立ったモノをビクビクと脈打たせた。 「駄目ぇ! こ、これ以上グリグリしないでぇ……」 「では、どうしたら気持ち良くなる?」 「そ、それは……言えません。おかしくなっちゃうから」 「大丈夫だ。こんなにも愛らしい苺の様子を口外する訳がないだろう。二人だけの秘密だ。恐怖心も落ち着いたか?」 「……はい。そ、それはストラス様が丁寧にしてくださったので、良くなりましたが……。これ以上は……」  苺は頬を赤くし、ストラスの耳元で囁くように小さい声で喋った。 「これ以上されると、……出ちゃうから、恥ずかしいんです」  ストラスはその恥じらう苺の声に体をゾクゾクさせた。そして、苺に対して、爽やかな微笑みを見せると、再び指を動かした。 「そんな事か。苺は心配性なのだな。……しかし、人差し指まで入るとは思わなかった。人間とは神秘的だな」 「えっ! に、二本!?」  苺が気付かないうちに、ストラスは人差し指も苺の中に入れていた。  ストラスは再び二本の指で苺の前立腺を押し込むように優しく確実に掻いた。そして、時折、指を出し入れしたり、指で秘部を押し拡げたりした。 「んあっ! ひ、拡げっ! たり、ズブズブしちゃ嫌ぁ! きっ、きもちぃっ! んはっ!」 「なんだ? 嫌なのか?」  ストラスは指の動きを止め、残念そうに指を抜こうとした時、苺が咄嗟に自分の手首を強く掴み、首を横に振った。 「嫌なんだろう? 無理させる訳には――」 「ち、違うんです! き、き、気持ち良過ぎて、お、おかしくなっちゃうから。そんな苺の姿を見たら、幻滅されそうで……」 「なんだ、そんな事か。それ位で幻滅などしないし、むしろもっと見せてくれ。苺の淫れ啼く姿を見てると、私も興奮して、反応し過ぎて、痛いくらいだ」 「後で幻滅したとか仰らないでください……よ」 「あぁ、言わないと誓う」  二人は互いに鼻で笑い、額を擦り合わせた。そして、先程よりもねっとりとした口づけをした。

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