32 / 48
28.夫婦の性生活(★)
早いもので、リカさんと結婚して三か月が過ぎようとしていた。
俺の生活はほとんど変わっていない。
昼間は畑の手伝いをして、夜は……。
「あっ♡ りっ、りか……さん……!」
セックス三昧。最低でも週四、多い時には週七はシているような気がする。
新婚とはいえ流石にヤリ過ぎか?
ありがたいことに体はまったく辛くない。
これもひとえに、リカさんのお陰だ。
どんなに激しく抱き合っても、リカさんの妖術一つで即回復。
仕事に支障をきたしたことは一度もない。
故にヤルこと自体に問題はないわけだけど、こうなってくると怖いのが『マンネリ』だ。
なので、俺なりに工夫してたりする。
例えばそう、こんなふうに……。
「もっ、……吸って! もっと……っ」
あえて『胸の媚薬』に溺れてみたり、とか。
「ひゃっ♡ あっ……!」
右側の乳首を噛まれた。
カリッ、コリッと音を立てて磨り潰していく。
反対側の胸は揉まれてる。
下から持ち上げるようにして、もみっ、もみっ……と。
お恥ずかしい話、三か月前まではほとんど揉めなかった。
言うまでもなく、俺がもやしだったからだ。
けど、そんな俺も日々の農作業で鍛えられて、今や脱もやし化しつつある。
一年後にはきっとリカさんみたいな細マッチョになってる……はずだ!
「んんっ! んぁ……っ!」
そんな少し逞しくなった俺の体をリカさんは食んで、舐め上げていく。
胸、腹、腕にはたくさんのキスマーク&歯型が。
だけど、終わったら全部消しちゃうんだよな。
一個ぐらい残しておいてくれてもいいのに。
「はっ!? ふぐっ……!」
じゅっじゅっと音を立てて乳首を吸われる。
妖力を摂られて脱力&催淫効果でますますエッチな気分になるのと同時に、ぐっとお腹が苦しくなった。
「また、……っ、おっきく……♡」
「…………」
リカさんは無言のまま俺を見下ろしている。
その目はすっかり据わっていた。
ちょっと怖いけどドキドキ……いや、ムラムラする。
催淫状態になったリカさんはその……凄く激しいから。
「あっ!? あっ、あっ、あン♡♡」
突かれる。痛いけど気持ちいい。
イイところを例の瘤――『亀頭球』でゴリゴリ擦られて。
「はっ……、いい……っ、きもち、い……っ♡」
リカさんが圧し掛かってくる。
律動も止まった。休憩かな?
素肌と素肌が重なり合う。
リカさんの体はしっとりと汗ばんでいた。
何もかもが馴染んで、境界線が曖昧になっていく。
ああ、すっげえ落ち着く。
俺はリカさんの広い背中に腕を回して、深く息をついた。
「んっ、リカさん……すき……すっ――あっ! あっ、あンっ!!」
予告なく律動が再開される。
この余裕のなさも堪らない。
「んんっ、はぅ……んっ……」
キスされる。まさに貪るようなキスだ。
唇を隅々まで舐め回されたかと思ったら、力任せに吸われて。
唾液も、酸素も、何もかも奪われて頭がぼーっとしていく。
「んぅ! んんっ、んん!」
意識が朦朧とする中で突き上げられる。
死ぬ。マジでそう思った。
なのに、『どうでもいい』とか思っちゃってる。
死んじゃってもいいから、もっといっぱい突いてって。
これも全部、胸の媚薬のせいだ。……そうに決まってる。
「くっ、……ん……」
リカさんの眉間に皺が寄る。
浅い呼吸、硬く閉じられた目。
頭の上にある大きな耳は、ピクピクと震えてる。
あれ? やたらと感じてるな。何でだろ?
「きっつ……」
ああ、そうか。後ろか。
酸欠でキツく締まったから。
「……へへっ♪」
「っ! なっ……」
リカさんの腰を脚でロックして、後ろにぐっと力を込めた。
すると、案の定リカさんの体が大きく跳ねて。
「ぁ……っ」
ナカで爆ぜた。イったんだ。
腸壁を伝って、じわじわと流れ込んでくるのが分かる。
でも、こんなの序の口だ。射精はあと二回くる。
出し切った頃には、俺のナカは文字通り『お腹いっぱい』だ。
「ビックリしたなぁ~、もう」
へらへらと笑いながら文句を言ってくる。
いつものリカさんだ。
催淫効果が抜けて、正気を取り戻したんだろう。
「可愛かったですよ?」
「優太 のえっち」
言わずもがな、『えっち』は俺から覚えた言葉だ。
その他にも、『きす』、『せっくす』、『ふぇら』何かも使いこなす。
……って、『きす』以外全部おげれつワードじゃんか!!
何やってんだ俺……。
大五郎 さんにバレたら間違いなく殺される。
「は~い、楽にして~」
リカさんは俺を抱き上げると、ケツの下に桶を置いた。
そう。後処理の準備だ。
「…………」
結婚式以降、その手の話は出来ていない。
リカさんは本心ではどう思っているんだろう。
俺との子を望んでくれているのか、それとも端から望んでいないのか。
俺はぶっちゃけると欲しい。
そりゃ女の子になるのは怖いし抵抗もあるけど、それ以上に期待感が強いっていうか。
リカさんや里のみんなと子供を育ててみたいから。
「あの、リカさん」
思い切って今、このタイミングで相談してみよう。
違ったら、その時はきちんと話し合えばいい。俺達は夫婦なんだから。
ともだちにシェアしよう!

